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G-Tune「NEXTGEAR-MICRO im620SA1」レビュー!第9世代CPUの実力は?

G-TuneNEXTGEAR-MICRO レビュー

マウスコンピューター様より、ゲーミングモデルのG-Tune「NEXTGEAR-MICROをレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)

第9世代CPU「Core i5-9600K」と、人気のグラフィック「GeForce GTX1060」を搭載しており、パフォーマンスと価格のバランスがよい構成となっています。

検討されている人が参考にできるように「NEXTGEAR-MICRO im620SA1を開封しながら、ベンチマークスコアをとってレビュー」していきます。

NEXTGEAR-MICROの性能

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 公式

マウスコンピューターの「NEXTGEAR-MICRO」は、ゲーマーの声を集めて、ゲーマーのためにデザインされたデスクトップパソコンです。公開アンケートであがってきた生の声を反映させて作られているという意味で、無駄のない、使い勝手の良いパソコンに仕上がっているということです。

実際にマウスコンピューターのゲーミングモデルは人気があるそうで、売上の多くの割合を占めているそうです。この記事を読んでくれている人は、そんなゲーミングモデルに目を付けたということなので良い着眼点をもっているということですね(笑)

NEXTGEAR-MICROのラインナップ

NEXTGEAR-MICROには、10万円そこそこのモデルから、30万円をこえるようなモデルまで幅広いラインナップになっています。そういう意味ではビギナーから、プロフェッショナルな人まで選びやすくなっています。一例をあげると下記のような構成です。

ランク(一例) シルバーモデル ゴールドモデル ゴールドモデル・カスタム プラチナモデル
CPU Core i5-9600K Core i7-8700 Core i7-9700K
GPU GeForce GTX 1060 Ge Force GTX1070 GeForce RTX2070 GeForce RTX2080
メモリ 8GB 16GB
SSD 512GBに無償アップグレード(期間限定)
HDD 1TB
公式HP 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

シルバー→ゴールド→プラチナという順番に高性能かつ、高価格になっています。期間限定のゴールドモデルカスタムは、SSDが512GBにアップするキャンペーンを開催しています(2018/12月現在)これだけお得なキャンペーンなだけに、いつ終了するかも謎です。気になる人は早めにチェックするのをおすすめします。

今回お借りしたのは、NEXTGEAR-MICRO im620SA1です。ゲーミングモデルとしては最もエントリー向けの性能になっていますが、写真編集や、動画編集、イラストなどをはじめとするクリエイティブな作業にも充分対応できるくらい高性能です。

肝心のゲーム性能に至っては、国内のほとんどのゲームを快適に動作させることが可能になっています。

安いパソコンを買ってしまったばかりに、スペック不足でやりたいことができないとなれば目も当てれませんが、これくらいの性能のパソコンであれば数年は現役で使えるでしょう。個人的には最もコストパフォーマンスが良い価格帯だと感じています。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Core i5-9600K
グラフィックス GeForce GTX 1060(3GB)
メモリ 8GB(最大64GB)
SSD
HDD 1TB
チップセット インテルB390 チップセット
電源 500W【80PLUS BRONZE】
サイズ 約 188.8×410.5×400
重量 約 10.9kg

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU「 Core i5-9600K」の性能

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 CPUZ

搭載されているCPUは第8世代の「Core i5-9600K」です。6コア6スレッドのCPUで、通常は3.7GHzで動作し、負荷がかかった時にはオーバーブーストで最大4.6GHzまで周波数があがります。

スレッド数に差はあるものの、旧世代のCore i7に匹敵する性能を発揮するということで、コスパも良く大人気のCPUです。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-8700 15171 3.2GHz(4.6GHz) 6コア12スレッド 65W
Core i7-8750H 12573 2.2GHz(4.1GHz) 6コア12スレッド 45W
Core i5-9600K 14444 3.7GHz(4.6GHz) 6コア6スレッド 95W
Core i5-8500 12075 3.0GHz(4.1GHz) 6コア6スレッド 65W
Core i5-8400 11745 2.8GHz(4.0GHz) 6コア6スレッド 45W

第8世代のCore i5-8400と比較すると、大幅に性能がアップしているのがわかりますね。

CPU-Zによるベンチマークスコア

CPU-Zによるスコアは以下の通りです。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 CPUZ Core i5-9600K

  シングルスレッド マルチスレッド
Core i5-8400 438.7 2442.8
Core i5-9600K 507.9 2809.8
Core i7-8700 397.4 3646.1
Core i7-8700K 508.5 3811.7

さすが新世代のCPUといった感じで、順当に性能が上がっていることがわかりました。シングルスレッドに関しては、第8世代のCore i7に匹敵するようなスコアが出ています

以前にテストした「Core i7-8700」は性能がうまく動作しなかったのか、スコアが低く出てしまいました。ベンチソフトはタイミングや個体によっても差が出てしまうので仕方がないところでしょう。それでもスレッド数が多いだけあって、マルチスレッドでは良好な結果が出ています。マルチスレッドに対応したソフトでは、Core i7が良い選択となりそうです。

CINEBENCHによるベンチマークスコア

CINEBENCHによるスコアは1035となりました。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 CINEBENCH Core i5-9600K

ちなみCore i7-8700では1400程度でしたので、決して小さな差ではないでしょう。このテストでは、上位CPUとの差をあけられてしまった印象です。とは言え、Core i5-9600Kも充分な処理能力を有しています。

ストレージ性能

メインストレージはHDDが搭載されています。

Cドライブ(HDD)のスコア

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 Cドライブ

HDDとしては一般的な速度です。さすがに起動の遅さや、もたつきを感じる場合もあるのでSSDにカスタマイズすることを推奨します。

参考)NVMe M.2 SSDのスコア

Legion c530 SSD交換

HDDと比較して、Readで10倍以上の差が出ています。Writeも5倍ですね。これだけ差があると体感ではっきりと「速い」とわかります。

NEXTGEAR-MICROの場合、SSD搭載モデルもありますが、高価格な上位モデルです。カスタマイズでSSDがを選べば、数千円~1万円程度の出費で快適性を手に入れることができます。一度買ってしまえば長く使うのがパソコンなので、ここは必要な投資と考えるのがスマートだと思います。

・SSDとHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

「GeForce GTX1060」のグラフィック性能・ゲームスコア

NEXTGEAR-MICRO im620SA1に搭載されているグラフィックは「GeForce GTX1060(3GB)」です。ゲーミングマシンでは人気のグラフィックですね。国内のほとんどのタイトルを快適に遊ぶことができます。逆に言えば、ゲームをそれなりに遊ぶならGTX1060あたりがスタートラインと言ってもよいかもしれません。

RAW現像や写真編集ソフトにはグラフィック支援がありますが、効果が絶大というほどでもありません。フルHDの動画編集も、これくらいの性能でも十分でしょう。

CINEBENCHのベンチマーク

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 CINEBENCH GTX1060

結果は132.78fpsでした。以前にテストしたGeForce GTX1080だと111fpsという結果も出たことがあるのでNEXTGEAR-MICROはうまく性能を引き出している感じがします。

・「GTX1080」「Ryzen CPU」搭載のLITTLEGEARをレビュー!

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 FF15 GTX1060

標準品質 3840×2160 重い(2018)
軽量品質 普通(3014)
標準品質 1920×1080 やや快適(5846)

GTX1060だと4K画質(軽量品質)で遊べます。とは言え、人によっては快適とは言えないかもしれません。ただほとんどの人にとってはフルHDで快適に遊べれば充分だと思うので、NEXTGEAR-MICROをゲーム目的で購入するのもありだと思います。

RAW現像にかかる時間は?

約150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「6分04秒」でした

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee5.4」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。

僕がテストした結果では、Core i7-8700で6分18秒という結果もありました。極端な例かもしれませんが、今回のテスト結果ではRAW現像に充分なパフォーマンスが発揮できているという判断ができます。

ただし気を付けたいのが、NEXTGEAR-MICRO im620SA1のメモリは標準だと8GBしかない点です。これはクリエイティブ系の作業をするには、少し物足りな差を感じます。カスタマイズで16GBにアップすることをおすすめしたいところです。

ちなみに手持ちのパーツで16GBにしてテストしてみると「5分37秒」で作業が完了しました。処理の高速化に成功していますが、それ以上にソフトの動作安定化につながった印象です。

動画の書き出しにかかる時間は?

使用した動画編集ソフトはResolveです。8GBメモリのままでは動作が苦しいので16GBでテストしています。

4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は、約4分23秒でした。データ容量は3.67GBです。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

新技術を搭載しまくったパソコンだと2分を切るような作業なのですが、スペックも金額も違いすぎるので比較になりません。むしろゴリゴリ動画編集しない人ならストレスもないだろうなという印象をもちます。ちなみに過去にテストした結果だとCore i5-8400だと4分53秒、Core i7-8700だと3分27秒でした。

×264 FHD BENCHMARKによるスコア

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 264

x264 FHD BENCHMARKでは「スコアが36.5」「エンコード時間が1分09秒」という結果になりました。参考までにCore i7-8700ですと「スコアが45前後」「エンコード時間は55秒前後」という結果です。

Core i5-9600KならフルHD動画編集くらいはこなせます。ただし、4K動画編集用途なら上位モデルを選択しましょうでしょう。動画をつないだり、テキストを入れる程度ならできますが、効果を入れたりするともたつきを感じます。

パソコンはうるさい?静音性は?

静音性の感じ方は人それぞれですが、動画処理などの高負荷時でもそこまで気になりませんでした。後ほど公開しますが、内部のスペースも十分確保されていますし、熱源もうまく分けられているので冷却がうまくいっているのかもしれません。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日は「注文が確定してから4~5日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりませんでした。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

NEXTGEAR-MICROを開封!

それでは届いたパソコンを開封していきたいと思います。梱包はシンプルですが、厚いクッション材のおかげで、梱包中のダメージを回避しています。無駄に梱包材が多いと、後々の処理も面倒ですからシンプルなのはうれしいですね(笑)

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 開封

付属品はシンプルで「電源ケーブル」と「納品書」「説明書」などです。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1の外観写真

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 外観
NEXTGEAR-MICRO im620SA1 外観
NEXTGEAR-MICRO im620SA1 外観

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 の外観は、ゲーミングモデルにしてはシンプルなデザインとなっています。アンケートでゴテゴテしたデザインや、電飾はあまり好ましくないという結果でも出たのでしょうか?

後々内部を公開しますが、エアフローも最適化されており内部の冷却性能が高いと思います。パソコンパーツは高温になると性能をわざと落として、自己防衛に走ります。そうすると途端にパフォーマンスが落ちるのですが、NEXTGEAR-MICROではそのような心配は必要ないでしょう。ベンチマークで良好な結果が出ているのがその証拠になります。

また近年VR(バーチャルリアリティ)人気の高まりから、デバイスとスムーズに連結ができる工夫がなされています。

フロントに簡単にアプローチできる!

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 外観

デスクトップパソコンは文字通りにすると「机の上」になりますが、アンケートの結果によるとパソコンを机上で使うユーザーは少ないそうです。そのことからパソコンをデスク下で使うデザインに変更。よく使うヘッドフォン端子や、USBをフロント上部に持ってきています。同時にフラットなデザインにすることで、チョイ置きを可能にしているとのことです。

HDMIはVR関係のデバイスをつなぐために持ってきています。フロント部にHDMIがあるパソコンはちょっと珍しいですね。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 外観
後ろ側に収納されているHDMIを引き出して使用する

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 の内部写真

内部はこのような感じになっています。

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 内部

パット見てお気づきでしょうか?内部が真っ黒に統一されています。実はマウスコンピューターでは、パーツを特別にオーダーすることで黒に統一しているそうです。その理由は、単純にカッコいいから、そして電飾をした場合に余計な色が入り込まず「映える」からだそうです。組み立て作業者からすると、赤や黄色といった目印があると組み立てが楽な気がしますが、こだわりがすごいですね。

また「CPU」「GPU」「電源」「ストレージ」などの熱をもちやすいパーツを遠ざけることで、冷却効果を高める工夫がなされています。

 

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 内部
ストレージは拡張性あり

ストレージを右上部にすることで、配線が内部に干渉を起こさないようになっています。

エントリー向けのパソコンでは拡張性がネックになっていますが、背面側から内部にアクセスすると、2.5インチベイが2つ出てきます。当ブログをご覧いただくような人は写真編集や動画編集を前提にされている方も多く、データ量はどうしても増えてしまいます。ですが、そこまで心配する必要がないのはうれしいポイントですね。

 

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 内部メモリも最大64GBまで拡張可能

 

NEXTGEAR-MICROのインターフェース

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 インターフェース

・USB3.0:6 (前面×2、背面×4)
・USB3.1:2 (Type-A/背面×1、Type-C/背面×1)
・イーサネット:1 (1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45))
・ヘッドフォン、マイク入力など

メッシュでホコリをシャットアウト!メンテナンス性も高い!

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 インターフェース

パソコン下部にはマグネット式のメッシュがとりついており、ホコリの侵入を防いでいます。これはそのまま水洗いが可能なので、乾いたらペタっとはりつけておきましょう。少なくとも数か月に1回はチェックしておくと、故障やトラブルを避けられるかもしれません。こうした配慮があるのも個人的にはうれしく感じます。

NEXTGEAR-MICROはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • ゲームがそこそこ遊べるパソコンが欲しい人
  • 写真編集やRAW現像向けのパソコンが欲しい人
  • シンプルで使い勝手の良いパソコンが良い人
  • 冷却性に優れたPCが欲しい人
  • コストパフォーマンスを求める人

NEXTGEAR-MICRO im620SA1 公式

「Ryzen」CPU搭載デスクトップもおすすめ

G-Tuneにはたくさんのゲーミングモデルがあります。その中でもRyzen CPUを搭載したモデルはさらにコスパが高くなっています。。

NEXTGEAR-MICRO am550SA2 Ryzen

同じシルバーランクのモデルで、メモリが16GBですし、SSDも搭載されているのに1万円安いです。コストを少しでも下げたい人には、こちらのモデルがおすすめです!

NEXTGEAR-MICRO im620SA1シリーズの感想まとめ

NEXTGEAR-MICR im620SA1」を開封しながらスコアをとってきましたが、いかがでしたか?

11万円台で最新のCPU+人気のGTX1060が搭載していることから、かなりコスパの良いデスクトップパソコンだと感じました。メモリの少なさや、HDDがメインステージという部分は気になりますがカスタマイズで補うことも可能。大きな穴がないというのも特徴だと思います。

マウスコンピューターは国内生産ですし、サポート体制や、アフターフォローも手厚いので万が一のトラブルの時にも誠心誠意対応してもらえるだろうという期待感がもてますから安心です。

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