Core i5-12400とCore i7-12700性能比較！第12世代CPUでRAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

Intel 第12世代CPUの性能差をチェックします。

対象は「Core i7-12700」と「Core i5-12400」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen CPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i5-12400 vs Core i7-12700

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i7-12700とCore i5-12400のスコアを比較してみると約66％もの差です。

下手をすれば「CPU1個分くらいの差があるのでは？」と思えるほど差がありますが、Core i5-12400は2.5万円前後、Core i7-12700は5万円前後と差額は倍です。

Core i5-12400単体で見ても、Core i7-11700に迫るスコアが出ているので決して悪くはありません。目的によってはCore i5-12400でも十分な可能性もありますので、そのあたりを深堀していきたいと思います。RAW現像や動画編集を実際に試してみてどっちがおすすめか見ていきますね。

比較に使ったパソコン

名前	DAIV Z7	GALLERIA RM5C-R35
画像
CPU	Core i7-12700	Core i5-12400
GPU	RTX3060	RTX3050
メモリ	32GB	16GB
ストレージ	512GB SSD＋2TB HDD	512GB SSD
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マウスコンピューターとドスパラのデスクトップパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

当然ながらCore i7-12700のほうが全体的にスコアは高く、シングルスレッドでは約6％、マルチスレッドでは約78％も高いスコアです。

同じ世代でこれだけ差がついてしまっているのは驚きますが、性能面だけを考えたらCore i7-12700一択といっても良い状況ですよね。

ただしCore i5-12400のスコアも良好な結果で、11世代Core i5からの進化はしっかり感じられます。なんならCore i7-11700にはシングルスレッドで勝利しています。またRyzen 5 5600Xあたりと比較しても有利なスコアですし、コスパ番長だったRyzen3000番台からの更新すら考えても良いレベルですね。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでもCore i7-12700が驚きの高スコアを出しています。Core i5-12400と比較するとシングルスレッドは約10％高く、マルチスレッドでは約43%高くなりました。

Core i5-12400においても従来のCore i7-11700のスコアより高くなっています。全体的に処理能力が高まっているのが第12世代の特徴とも言えるでしょう。Ryzen5000番台にも負けていません。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像ではCore i7-12700が3分台前半という驚異的スピードで処理を完了。次世代をはっきり体感できるレベルです。Core i5-12400も4分台前半と、他のCPUと比べても見劣りしません。

どちらを選んでも後悔はしないでしょうが、日常的にRAW現像を行うプロフェッショナルなユーザーはCore i7-12700を、コスパ重視のユーザーはCore i5-12400を選択されると良いでしょう。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

今回はインテルの比較なのですが、Core i7-12700の性能がどのテストでも光りますね。

高解像度の編集作業でもしっかり仕事ができるのがCore i7-12700だと思います。Core i5-12400だと4Kなどの編集は軽めの作業におさめておくのが無難だと思います。Core i5-12400はどちらかと言うとフルHDで結果を残すタイプだと思いますし、多くのユーザーにも十分な恩恵をもたらすと思います。

Core i5-12400 vs Core i7-12700 まとめ

・処理能力重視ならCore i7-12700を選ぶべし！
・コスパならCore i5-12400！
・趣味使いならCore i5-12400でOK！
・第11世代以前のCPUを選ぶ理由がない！

第12世代CPUを比較してきましたが、処理能力ではCore i7-12700がピカイチの性能を見せてくれました。Core i5-12400も従来のCore i7を凌駕するほどなので、今からパソコンを買うのに第11世代以前のCPUを選ぶメリットを感じません。

Ryzenと比較しても安定性やアプリとの親和性の面ではインテルが強いでしょうし、第12世代はかなり狙い目だと思います。自分も1台確保したいレベルですね。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

マウスコンピューター DAIV Z7

マウスコンピューターのクリエイターモデルである「DAIV」のミドルクラスデスクトップパソコンです。第12世代Core i7-12700×RTX3060はクリエイターに人気の組み合わせです。高解像データ編集も視野に入るほど高性能です。

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

Core i5-12400×GeForce  RTX3050を採用したコストパフォーマンスに優れたモデルです。従来Core i7を凌駕するほどのパフォーマンスに、ほどよい描画性能が備わっているのがポイント。フルHDクラスの処理なら問題なく行えますし、RAW現像やイラストなどにもおすすめ！

ドスパラ raytrek MX

Core i7-12700の高い処理能力を活かして、効率的にRAW現像を行えるPCです。グラボをあえてエントリークラスにすることで、税込み13万円台という価格を実現。ゲームや動画編集もライト作業なら可能で、できないという訳でもありません。日常的に大量の現像作業を行うならメモリを32GB以上にするのもおすすめ！

フロンティア GAシリーズ（台数限定モデル）

フロンティアの台数限定セール対象のGAシリーズです。Core i7-12700F×RTX3060なら、高解像データ編集も快適に行えます。ストレージ容量も多く、電源も850W（80PLUS GOLD）と余裕があります。故障の原因にもなりにくいですし、後々上位パーツに乗せ換えるのも良いでしょう！セールで競争率も高いですが狙ってみてほしいモデルです。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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