Core i7-12650HとCore i5-12500Hを性能比較！写真・動画編集にはどっちがおすすめ？

新世代CPUの「Core i7-12650H」「Core i5-12500H」の性能を比較します。

第12世代インテルCPUは処理能力が高まり、実用性が非常に高くなりました。そこで上位、下位クラスでどのくらい差があるのかをチェックします。RAW現像、動画編集を実際に行い速度を計測、ベンチマーク結果も載せていますので是非参考にしてください。

ここ最近で主流となっているCPUにも比較対象として登場してもらっています。

Core i7-12650H vs Core i5-12500H

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

第12世代インテルCPUのポイント

Core i7-12700Hはパフォーマンスを求めるゲーマーやクリエイター向けの上位CPUです。そのひとつ下の立ち位置で、ややグレードを下げたのがCore i7-12650Hなのですが、型番だけではどれくらい差があるのかイマイチわかりません。特にパフォーマンスを気にしないライトユーザーであれば問題ありませんが、こうしたハイクラスのCPU搭載モデルを選ぶ人はそれなりに処理能力を求めているはず。

処理能力や価格などを天秤にかけてしっかり選びたいというのは人の本音の部分だと思います。それではもう少し詳しく解説していきますね。

Core i7-12650H/Core i5-12500Hの性能（スコア）は？

Core i7-12650HとCore i5-12500Hのスコアを比較してみると、約13％ほどもCore i7-12650Hが高くなります。コア数ではCore i5-12500Hが多くなるものの、性能に大きく影響するパフォーマンスコアはCore i7-12650Hの方が多くなっています。迷ったら上位モデルのCore i7-12650Hを選択しておけば間違いありません。

しかし、価格的な理由などからCore i5-12500Hに魅力を感じる人もいるでしょう。性能的には十分だと感じる人もいるはずですし、サブ機として使いたいなんて理由もあるでしょう。実用レベルで我慢を強いられないなら下位モデルを購入しても大丈夫なのかも合わせてチェックしていきましょう。

比較に使ったパソコン

名前	G-Tune P5	mouse K5
画像
CPU	Core i5-12500H	Core i7-12650H
GPU	GTX1650	MX550
メモリ	32GB	16GB
SSD	512GB NVMe SSD
レビュー	＞レビューを見る	＞レビューを見る
公式サイト	＞チェックする	＞チェックする

マウスコンピューターから2モデルを用意して比較を行います。

ベンチマークソフトによる比較

CPU-Z

Core i7-12650HとCore i5-12500Hを比較すると、シングル/マルチともに約3％ほどの差になりました。

思ったほど差がないな・・・というのが素直な印象でしょうか。もちろん負荷のかかり方によっては上位のCore i7-12650Hが有利になるでしょうが、ちょっとした負荷の作業なら案外差を感じないのかもしれません。

CINEBENCH

Core i7-12650HとCore i5-12500Hを比較するとほとんど同じようなスコア・・なんならCore i5-12500Hのほうがちょっと高いくらいです。

Core i5-12500Hを狙っていた人からすると朗報と言う見方ができるでしょう。より上を目指したい方にはCore i7-12700Hをおすすめします。

Core i7-12700H搭載！写真編集やRAW現像におすすめのノートパソコンは？

RAW現像

参考までにRAW現像（150枚）の処理時間を計測した時間です。

まともに処理性能の差が出るRAW現像では、Core i7-12650Hが少しだけ速くなります。ただ、150枚で10秒くらいの差はあってないようなモノな気もします。Core i5-12500Hは思った以上に使えるCPUのようですね。

動画編集の時間を計測

一眼レフで撮影した4K動画5分のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

動画編集はCPUだけでなくグラボの性能も重視される作業なので、CPUが同格ならグラボの影響がモロに出てくるはずです。結果的にもそれを裏付ける形になりましたね。（Core i7-12650H＝Core i5-12500H、MX550＜GTX1650）

Core i7-12650H vs Core i5-12500H まとめ

・両者に性能差はほぼないに等しい！
・理論上でCore i7-12650Hが10％程高性能
・ベンチ、実作業での差も感じられないレベル
・Core i7-12700Hも検討範囲に！

第12世代Core i7-12650HとCore i5-12600Hには、体感的な差も感じないほど近い性能を持っている印象を持ちました。迷ったら新しいCore i7-12650Hを選べば間違いありませんが、こうして見ていくとCore i5-12500Hのコスパが光っているようにも感じます。

処理能力に明確な差が欲しいのであれば、Core i7-12700Hを検討することをおすすめします。＞Core i7-12700H搭載のおすすめパソコンをチェックする

搭載おすすめパソコン

マウスコンピューター mouse K5

今回の検証で使ったのが何を隠そうこちらのモデル！マウスコンピューターの中でも高い人気を誇っており、人気ランキング常連になるほどです。価格は15万円台ですがセールで13万円台あたりも狙えることもあります。性能、価格などバランスの良い製品なのでコスパを重視する方に選んで欲しいです。

マウスコンピューター G-Tune P5

15.6型スタンダードサイズで使い勝手の良さと、Core i5-12500Hの高いパフォーマンスを備えたモデルです。ゲーミングモデルとしての扱いですが、32GBメモリと余裕があるので大量のデータ処理にも向いています。ただしお値段がちょっと高め・・・

ドスパラ GALLERIA UL7C-AA3

Core i7-12700Hと今回紹介するCPUよりもグレードの高いパーツを採用したモデルです。価格もほぼ処分価格なのか10万円台という圧倒的コスパのゲーミングノートです。もともと倍近くの値段で販売されていたこともあって質感もよく、動画編集やゲームも楽しめるコストパフォーマンスに優れたノートパソコンです。Core i7-12700H搭載モデルとしてはもちろん最安値クラスです！

ASUS ROG Flow Z13

13.4型2in1ゲーミングノートパソコンで、キーボードは取り外してタブレット的な使い方ができます。約1.12kgの軽さに薄さ14.5mmのスリムボディなのでモバイル性も抜群！Thunderbolt 4も装備しているほか、別売りの外付けGPUモジュール「ROG XG Mobile」にも対応しています。

ASUS TUF Dash F15

ASUSのTuf Dashシリーズは、従来からコスパモンスターだと勝手に感じているモデルです(笑)このパーツ構成で14万円台で販売されているので、ほどよく性能が高いゲーミングノートパソコンが欲しい人におすすめ。ASUSは魅力的なモデルを多数用意しているので、一度ASUS公式サイトをチェックしておくと良いことあるかもしれません。

マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A

DAIV R4は約1.42kgの軽量クリエイト向けノートパソコンです。写真や動画編集にもしっかり対応できるパフォーマンスを備えています。約11.5時間のバッテリー駆動のおかげで外で作業を行う人にも有利です。普段使い、ビジネス、クリエイトと幅広くこなせるフットワークが売りのモデルです。

Dell G15シリーズ

15.6型フルHD（165Hz）のゲーミングマシンです。RTX3060搭載モデルなのでゲームはもちろん動画編集も快適に行えます。重量は約2.67kgと決して軽くはありませんが、その分ノートパソコンで気になりがちな冷却性にはこだわってデザインされています。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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