Core i7-12700とRyzen 5 5600Xの性能比較！AMDとIntelはどっちがクリエイト作業におすすめ？

AMDとIntel CPUの性能差をチェックします。

対象は「Core i7-12700」「Ryzen 5 5600X」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen 9やRyzen 7などのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Ryzen 5 5600X vs Core i7-12700

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

注意

当記事で掲載されたスコアは性能を約束するものではございません。

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i7-12700とRyzen 5 5600Xのスコアを比較してみると約45％もの差があります。単純に処理能力を求めるなら答えは明白です。

かつてのRyzen 5ならCore i7に匹敵する能力をもっていたりしたのですが、第12世代はそういう訳にはいきません。Intelも苦戦を強いられてきた過去がありますが一気に形勢逆転のチャンスとなるでしょうか？逆にこれからのRyzenの動きも楽しみになってきましたね。

今回の比較は、マウスコンピューターとドスパラのデスクトップパソコンで比較を行います。

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

Core i7-12700

Ryzen 5 5600X

Core i7-12700のほうがスコアは高く、シングルスレッドでは約16％、マルチスレッドでは約82％も高いです。

Ryzen 5 5600Xも非常にコスパの良いCPUでしたが、編集アプリの親和性などによってはインテルを選びたいというシーンもあるはず。処理能力で上回っているならなおさらです。上位CPUのRyzen 7 5800XですらCore i7-12700の処理能力を前にしては敵いません。

Core i7-12700

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Ryzen 5 5600X

CINEBENCH R20のテストでもCore i7-12700が高いスコアを見せます。Ryzen 5 5600Xとの比率で言うとシングルで約21％、マルチでは約59%ものスコアアップです。

CPU-Zのときほどの差ではないとはいえ、決して無視できる差ではありません。RAW現像や動画編集などの作業においてもこの差は当然出てきます。

パフォーマンスでRyzen 5 5800Xを選ぶ理由はなく、第12世代Core i7-12700の強さを垣間見た気がします。

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像では40秒ほどの差となっています！待てる人からすると大佐はないように思えますが、日常的に現像処理を行う人にとっては大きな差になります。一週間、一ヶ月、一年と、差はどんどん開きますので、これから買うならCore i7-12700という印象が強いですね。

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。