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DAIV 6Nをレビュー!強さと軽さを両立した完成度の高いクリエイター向けノートパソコン

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DAIV 6Nの実機をお借りしましたのでレビューします。

OSはWindows11、第12世代Core i7-12700HとGeForce RTX3060搭載のハイパフォーマンスモデルです!16型WQXGAモニターはsRGB100%カバーしており、正確な色再現と作業性を提供してくれます。さらに重量は約1.64kgと軽量でモバイルにも最適となっています。クリエイターが求める理想のノートパソコンと言えるかもしれません。

各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間なども掲載していますので参考にして下さい。

DAIV 6N 特徴

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公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

マウスコンピューターのDAIV 6Nシリーズは、画像・動画・写真・イラストなどのクリエイティブ制作に向けてデザインされたノートパソコンです。

Core i7-12700H×GeForce RTX3060の組み合わせで、非常に高いパフォーマンスを発揮できるのが特徴です。本格的なRAW現像や、動画編集にも耐えられるスペックでクリエイターのメインマシンとしても活躍できる1台でしょう。薄型軽量デザインのため、クラスを超えた軽さを実現しているのも持ち出す機会の多いクリエイターにとっては嬉しいポイントです。

1台でなんでもこなせるハイクオリティな製品だと感じました。これからDAIVのノートパソコン買うのであれば、DAIV 6Nは外すことのできないモデルになるでしょう。

DAIV 6N スペック・パーツ構成

テストで使ったモデルの詳細はこちらです。

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU Core i7-12700H
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリ 16GB
SSD 512GB NVMe SSD
駆動時間 約11.5時間
液晶 16型WQXGAノングレア(sRGB100%)
サイズ 353.7×245.3×18.5mm
重量 約1.64kg

他にもGeForce RTX3070Ti採用の「DAIV 6H」、GeForce RTX3050採用の「DAIV 6P-RT」、CPU内臓グラフィックスの「DAIV 6P」がラインナップされています。ボディは共通ですがグラフィック性能が低くなるほど軽くなります。

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i7-12700Hの性能

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搭載されているCPUはCore i7-12700Hです。14コアのCPUで、通常は2.3GHzで動作し、負荷がかかった時はオーバーブーストで最大4.7GHzまでオーバークロックします。(パフォーマンスコア)

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-12700H 27446 2.3GHz(4.7GHz) 14コア20スレッド 45W
Core i7-11800H 21794 2.3GHz(4.6GHz) 8コア16スレッド 45W
Core i7-10875H 15812 2.3GHz(5.1GHz) 8コア16スレッド 45W
Core i7-10750H 12688 2.6GHz(5.0GHz) 6コア12スレッド 45W
Ryzen 7 5800H 21724 3.2GHz(4.4GHz) 8コア16スレッド 45w
Ryzen 5 5600H 17171 3.3GHz(4.2GHz) 6コア12スレッド 45w

最近はCPU性能アップが顕著になってきていますが、第12世代は大きくジャンプアップした印象。スコアは27000ほどになっており、スコアだけならデスクトップパソコンと肩を並べるほどになっています。

デスクトップ用CPUのCore i5-12600Kに近いスコアとなっています。

デスクトップとノートPCCPUの性能の違いとは?

CPU-Zによるベンチマークスコア

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i7-12700H 740.2 6792.3
Core i7-11800H 618.1 5186.6
Core i7-10870H 542.4 4900.0
Core i7-10875H 533.1 4988.9
Core i7-10750H
503.1 3169.5

シングルスレッドのスコアが740.2と非常に高いスコア、マルチスレッドは6792.3でこれまた高いスコアになりました。従来世代のCore i7-11800Hと比較すると約20%ほど強化されている計算になります。

とにかくシングルスレッドが高いスコアになっていますので多くの作業で快適性をもたらしてくれる予感しかしません。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

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 CPU シングル マルチ
Core i7-12700H 700 5747
Core i7-11800H 582 3714
Core i7-10870H 490 3869
Core i7-10875H 492 3418
Core i7-10750H
465 3089
Core i7-11700 592 3788

CINEBENCH R20でもシングル性能は高いスコアをマーク。Core i7-11800Hに比べてシングル性能は約20%、マルチ性能は約55%もアップしています。これだけ性能がアップしているなら買い替えるタイミングとしてもばっちりです。

ストレージ性能

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512GB NVMe SSDの転送速度は、Readで2400MB/s程度です。標準的な速度ではありますが、グレードの高い製品なだけにもう少しこだわってほしかったというのが本音です。同業他社ではより高速なGen4 SSDを標準搭載しつつありますからね。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

GeForce RTX3060のグラフィック性能・ゲームスコア

DAIV 6Nに搭載されているグラフィックはGeForce RTX3060です。

ミドルクラスのグラフィックボードですが、ゲームや4K動画編集にも対応できるくらい高性能なパーツです。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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モデル 設定 結果
DAIV 6N(RTX3060) 3840×2160(標準品質) 普通(3708)
1920×1080(標準品質) とても快適(9625)
DAIV 5N(RTX3060) 3840×2160(標準品質) 普通(4427)
1920×1080(標準品質) とても快適(10573)
DAIV 5N(RTX2060) 3840×2160(標準品質) 普通(3299)
1920×1080(標準品質) 快適(9044)

重量級ゲームの代表格であるファイナルファンタジー15のベンチ結果です。4K解像度の標準画質で普通という結果になりました。多くのゲームを設定次第で快適にプレイ可能でしょう。ただし同じグラボを搭載したモデルと比較すると低めのスコアです。

RAW現像にかかる時間は?

無料ソフトの「RawTherapee」で現像処理時間をテストを行いました。参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Core i7-12700H 3分49秒
Core i7-11800H 4分23秒
Core i7-10870H 4分54秒
Core i7-10875H 4分58秒
Core i7-11700 4分16秒

約150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「3分49秒」でした。第11世代Core i7-11700を搭載したデスクトップパソコンと比較しても速いです。

DAIV 6Nはノートパソコンらしからぬ強力なパフォーマンスを備えて、モバイル性の面でも強みがあるので多くの人におすすめできるモデルとなりそうですね。もちろんRAW現像目的で購入するのもおすすめします。

動画の書き出しにかかる時間は?

動画編集ソフトResolveを使って4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は約4分02秒でした。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

モデル 構成 処理時間
DAIV 6N Core i7-12700H×RTX3060 4分02秒
DAIV 5N Core i7-11800H×RTX3060 4分48秒
DAIV 5P(新) Core i7-11800H×RTX3050 4分15秒
DAIV 5N Core i7-10870H×RTX3060 4分36秒

高解像データ編集もしっかり行えるパフォーマンスで、編集作業中や書き出し中にストレスを感じるようなシーンはありませんでした。かなり本格的な編集作業も行えるはずですので、動画クリエイターさんにも選んでほしいモデルでもありますね。

パソコンはうるさい?静音性は?

DAIV 6Nは、高性能かつ薄型ですので静穏性はいまいちです。逆に言えば、冷却をしっかりすることでパフォーマンスを維持してるとも言えますが、個人的にはカフェなどで高負荷作業はためらわれると感じました。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日はだいたい「注文が確定してから45日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

DAIV 6N 開封

性能面の話が続きましたが、ここからは外観やデザインなどを含めて使ってみた感想に移りたいと思います。

DAIV 6Nシリーズの外観写真・デザイン

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DAIV 6Nの筐体はシルバーがベースとなっており、スタイリッシュさと軽やかさを演出。黒とちがって指紋も目立たないのが地味に助かります。

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この薄さは各種ベンチマークテストで高いパフォーマンスを見せたモデルとは思えないほど。

DAIV 6N 付属品・バッテリー駆動時間

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付属品はシンプルで「電源ケーブル」「ACアダプタ」と「納品書」「説明書」などです。バッテリー駆動時間は約11.5時間で1日フルに使えるほどです。

ただしバッテリー駆動だとパフォーマンスを発揮しきれないので、ACアダプターはあったほうが良いでしょう。コンパクトなので持ち歩きやすいです。(このクラスの標準的なアダプターと比べると半分程度)

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追加料金770円でショートコードも追加できます。荷物を少しでもコンパクトにしたいなら選んでおくと良いでしょう。

ベゼルレス仕様で作業に集中できる

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DAIV 6NはsRGB比で100%をカバーし、Web向けの編集作業には十分な色域をもっています。発色も良く、映画やゲームなども楽しめるモニターだと思います。解像度が2,560×1,600なのでたくさんの情報を並べることができますし作業効率が抜群によくなるのもポイントです。

Deleteが遠いキーボード

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キーボードは約19mmのキーピッチで、フルサイズキーボードと同等クラスになっています。テンキーも装備されていますので事務系ソフトを頻繁に使う人でも安心ですね。タッチパッドは約154×100mmと大型ですが、感度がイマイチな印象を受けました。

個人的に気になったのがDeleteボタンの位置で、右上奥に追いやられています。慣れればというか、意識して使えば問題ないのですがあまり見かけない配置です。

DAIV 6Nシリーズのインターフェース

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・UHS-Ⅰ対応SDカードリーダー
・HDMI×1
・Thunderbolt 4(USB PD対応)
・USB3.1 Type-C
・USB3.0×2(Type-A)
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5
・ヘッドフォン出力、マイク入力、等

SDカードリーダーが搭載されているのは有難いですし、Type-C端子がThunderbolt 4になっているのもポイントです。

DAIV 6Nのデメリット

・高負荷時のファン音は大きい!
・価格がやや高い
・Deleteボタンの位置

高いパフォーマンスと軽さが武器のDAIV 6Nですが、弱点もそれなりにあるなと感じました。高負荷時のファン音はある程度は仕方がないものの、Deleteボタンの位置はなんとかならなかったもんでしょうか・・・またトラックパッドは何度クリックしても反応しないことがありました。

また価格面を考えると、raytrek R6-AAが似たスペックで229,980円となっています。DAIV 6Nは軽さにもこだわっている分、高くなってしまうのは仕方がありませんが比較検討はしても良いでしょう。

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DAIV 6Nはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • モバイル作業が多いクリエイター
  • 写真、動画、ゲームなど1台でなんでもやりたい人
  • 家でも外でも本格的な編集作業をする人
  • モニター品質にこだわったノートPCが必要な人
  • デスクトップ並の処理能力が必要なユーザー

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DAIV 6N 感想まとめ

DAIV 6Nをレビューしてきました。

デスクトップに負けない処理能力、16インチ大画面モニター、しかも軽さまで兼ねそろえてしまった完成度の高い1台です。自宅で使って良し、外で使っても良し、写真も動画もゲームもなんでもこなせる心強い1台です。価格は確かに高いですが見返りとして得られるものは多く、クリエイターの味方になってくれることは間違いありません!

マウスコンピューターは国内生産ですし、サポート体制や、アフターフォローも手厚いので万が一のトラブルの時にも誠心誠意対応してもらえるだろうという期待感がもてますから安心です。

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