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DAIV A7レビュー!Ryzen 7000番台を搭載したハイスペックなデスクトップパソコン

DAIV A7シリーズ、レビュー

マウスコンピューターのDAIV A7シリーズをレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)

Ryzen 7 7700X×GeForce RTX3060を搭載した、ハイパフォーマンスモデルです。高画素ハイエンドカメラのRAW現像や動画編集といった作業を家庭的に処理できるのが魅力。無骨なデザインですがキャスターやハンドルを装備し、楽にスタジオ間の移動や背面へのアクセスが行えるようになっています。

各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間なども掲載していますので参考にして下さい。

DAIV A7をレビュー!

DAIV-DGZ530S4-M2SH2 外観写真
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

マウスコンピューターのDAIV Aシリーズは、クリエイター向けに販売されているモデルです。

価格の安さを重視というよりも、パフォーマンスや拡張性、冷却性といった性能面を重視してデザインされています。そのため写真・イラスト・ゲーム・動画コンテンツなど多用途に対応できるパソコンです。

CPUにIntel製ではなくAMDのRyzenを採用することで幅広いニーズに応え、パフォーマンス面も強化される結果になっています。クリエイター向けとしてはIntel CPUを採用したDAIV Zシリーズが人気があるとはいえ、Ryzenの性能も無視できないところまで来ています。

他にもGTX1650を採用した下位モデル、Radeon RX6600XTを採用し価格を抑えたモデルなどが販売されました。(時期により終了している可能性があります)>DAIVのラインナップを確認する

DAIV A7のスペック

型番 DAIV A7
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU Ryzen 7 7700X
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリ 16GB
ストレージ 500GB NVMe SSD
 電源 700W 【80PLUS BRONZE】
サイズ 約190×490×410
重量 約11.1kg
価格 269,800円〜
リンク >詳細を見る

DAIV Aシリーズの中ではミドルモデルに位置しており、グラボが強化されているのが特徴です。より高度な動画編集やゲーミング環境を整えたい人向けになります。そのため価格が上がってしまうのは仕方がないことなのですが、昨今のご事情もあってか27万円近くはコスパが悪いようにも感じます・・・うまく公式サイトのセールなどを活用してお得にゲットしましょう。

公式サイトではセールにも力を入れているので、状況によっては価格が数万円値下がりする可能性もないとは言えません。ここ最近はパーツ供給が安定しないこともあって、仕様の変更も多い印象がありますのでいつ販売が終了するか予測もつきません。欲しい時が買い時です。

公式サイトでDAIV A7を確認する
公式サイトでセール状況を確認する

また、この他にもIntel CPUを採用したDAIV Zシリーズがあります。→Coore i7-12700搭載!DAIV Z7レビュー

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

DAIV A7の外観チェック

DAIV Z7,本体写真,価格,比較,公式画像,マウスコンピューター

DAIVのデスクトップはモデルに限らず筐体は共通となっています。ツヤ消しのブラックカラーで無骨なイメージを演出。BTOメーカーの中でもトップクラスにカッコいいデザインだと思っています。

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電源スイッチはダイヤル式となっており、車やバイクにキーを刺して点火させるイメージなんだとか。電源ボタンに1つにしても工夫があるので気分が上がってしまいますよね!

フロント部はUSBコネクタ、イヤホンジャックなどの各種デバイスを接続しやすいようになっています。少しだけ斜度をつけているのも「こだわり」なんだとか。

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エアフローはフロントとサイド側から吸気し、熱をもちやすいグラフィックに直接風があたるような設計になっています。フロントにはメッシュパネルも付属していますのでホコリの侵入を防ぐ徹底ぶり。

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スタジオ内での移動を想定しているため、ハンドルやキャスターが標準装備されています。仮にそうしたクリエイターではなくても、デスク下から引き出す際や、パソコンをかつぐ際に上下のハンドルを両手でつかめたりと便利です。

重量があるモデルなので少し心配ですが、形成部分とつなぎ目には板金補強しているので重量を気にすることなく使っても平気なんだとか。

DAIV A7 インターフェース

・DisplayPort×3、HDMI×1
・USB3.0×8(前面 Type-A×2 / 背面 Type-A×6)
・USB3.1
×2( 背面 Type-A×2)
・ネットワーク×1(背面 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1)
・ヘッドフォン出力、マイク入力、等

モデルによって表記内容と異なる場合があります。

CPU Ryzen 7 7700Xの性能

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DAIV A7に搭載されているCPUはRyzen 7 7700Xです。8コア16スレッドのCPUで、通常は3.7GHzで動作し、負荷がかかった時にはオーバーブーストで最大4.6GHzまでオーバークロックします。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Ryzen 7 7700X 36459 4.5GHz(5.4GHz) 8コア16スレッド 105W
Ryzen 7 5800X 28493 3.8GHz(4.7GHz) 8コア16スレッド 105W
Ryzen 5 5600X 22161 3.7GHz(4.6GHz) 6コア12スレッド 65W
Ryzen 7 3700X 22742 3.7GHz(4.3GHz) 8コア16スレッド 65W
Ryzen 5 3600X
18309 3.8GHz(4.4GHz) 6コア12スレッド 95W
Core i7-12700 32117 2.1GHz(4.9GHz) 12コア20スレッド 65W
Core i5-12400 19333 2.5GHz(4.4GHz) 6コア12スレッド 65W

PASSMARKの公開データによると「Ryzen 7 7700Xは36459」となっており、従来のRyzen 7を軽く凌駕するほどのスコアです。従来モデルDAIV A7に搭載されていた「Ryzen 5 5600X」よりも約65%も高いスコアなの進化を感じられますよね!

スコアだけで見るならCore i7-12700にも勝っていますし処理能力の面で心配はいらないといった印象を受けます。

デスクトップとノートPCCPUの性能の違いとは?

CPU-Z ベンチマークスコア

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 7 7700X 759.3 8191.5
Ryzen 7 5800X 669.4 6739.4
Ryzen 5 5600X 638.5 5000.6
Ryzen 7 3700X 516.7 5560.9
Core i7-13700 827.1 11044.3
Core i7-12700 749.2 8889.5

シングルスレッドのスコアが759.3、マルチスレッドが8191.5となりました。

旧世代Ryzen 5000番台よりもRyzen 7000番台の方がシングル性能もマルチ性能も高くなっています。シングル性能が大きく引きあがったことにより多くの作業で快適性を得られました。例えばゲームやRAW現像といった作業はシングル性能が高いほうが良いスコアを出す傾向にあります。ただしCPU単体の価格も上昇傾向・・・

インテルと比較すると、第12世代Core i7-12700あたりとは同等のスコアですが、第13世代Core i7-13700とは大きく差がついてしまっているのもちょっと気になります。

CINEBENCH R20 スコア

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CPU シングル マルチ
Ryzen 7 7700X 771 7888
Ryzen 7 5800X 621 5993
Ryzen 5 5600X 595 4415
Ryzen 7 3700X 504 4822
Core i7-13700 773 7349
Core i7-12700 726 6751

CINEBENCH R20のスコアはシングルで771、マルチで7888となりました。こちらではCore i7-13700との差は小さくなりますね。むしろマルチ性能にいたっては上になっています。

ストレージ性能

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ストレージは理論値で3000MB/s程度の読み込み速度が可能なNVMe SSDです。この規格としては標準的な速度ですが、パソコンの起動も速く、サクサク快適に動作してくれます。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

GeForce RTX3060のグラフィック性能・ゲームスコア

※写真はDAIV Z7

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DAIV A7はGeForce RTX3060が採用されています。RTX3060TiやRTX3070とどれくらい性能差があるのか?注目ポイントの1つです。

ゲーム(FF15)のベンチマーク

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モデル 設定 結果
DAIV A7
(RTX3060)
3840×2160(標準品質) 普通(4331)
1920×1080(標準品質) とても快適(11613)
GALLERIA RM5C-R36T
(RTX3060Ti)
3840×2160(標準品質) 普通(5341)
1920×1080(標準品質) とても快適(12738)
raytrek ZF
(RTX3070)
3840×2160(標準品質) 快適(6705)
1920×1080(標準品質) とても快適(16314)

重量級タイトルのFF15ですが、4K解像度でも普通という結果になりました。ただしRTX3060Tiとの差は大きく、RTX3070に至ってはより大きな差がついています。DAIV A7にはRTX3060Tiを搭載したモデルも存在するため、少し予算を追加してでも快適性が欲しいという人はそちらを選ぶほうが良いでしょう。

これくらいの金額を出すならゲーミング性能もついてきてほしいところですからね。RTX3060TiやRTX3070なら、最新ゲームでも高設定、高フレームレートが期待できるので合わせて検討してください。

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RAW現像にかかる時間は?

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。このソフトはかなり重たいのですが、画像の読み込みも速く、編集を当ててストレスなく反映されるので快適に感じました。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Ryzen 7 7700X 2分50秒
Ryzen 7 5800X 3分46秒
Ryzen 5 5600X 3分55秒
Ryzen 9 3900X 3分51秒
Ryzen 7 3700X 4分58秒
Core i7-13700 3分15秒
Core i7-12700 3分13秒

150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「2分50秒」でした。

シングル性能の高さも手伝ってかトップクラスの処理能力を見せてくれました。モデル(パーツ構成や設定など)による差もあるとは思いますが、Core i7-13700よりも速く処理を終えたのは意外でした。Ryzen 7000番台・・なかなかやりますね。

動画の書き出しにかかる時間は?

CPU 処理時間
Core i7-12700×RTX3060 2分52秒
Core i7-11700×RTX3060 4分40秒
Core i9-11900K×RTX3070Ti 3分24秒
Ryzen 7 7700X×RTX3070 2分22秒
Ryzen 7 5800X×RX6700XT
3分02秒
Ryzen 5 5600X×RX6700XT 4分04秒

実機ではなく参考データになってしまうのですが、Ryzen 7 7700X×RTX3070なら2分台半ばくらいで処理を終えます。それよりも少し処理速度は落ちるでしょうが、高解像データ処理も十分に行える性能はもっているはずです。

むしろ動画編集も目的次第でRTX4000番台やRTX3070以上が必要ない人もいるので慎重に検討をしたいところです。

パソコンはうるさい?静音性は?

高負荷がかかるとさすがに冷却ファンが回りますが、これは一般的なパソコンと同様に感じました。特にうるさすぎるとか、作業に集中できないなんてことはありませんでした。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日はだいたい「注文が確定してから45日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

※2020年02月時点では、注文集中による出荷遅延が発生しているようです。カスタマイズ、お見積画面で予定出荷日を必ず確認するようにしてください。

DAIV A7のデメリット

・3000番台のコスパは消滅
・カスタマイズがあまり選べない
・オプション品がゼロ

デスクトップにありがちですが、PC関連デバイス(マウスやキーボード)は付属しません。当然ながらモニターも自分で用意しないといけないため、結果的にコストが高くつく可能性もあります。

また昨今のPCパーツ供給不足も手伝ってかカスタマイズ項目もあまり選べません。価格の高騰もありますが「欲しい時に買えない」という事態だけは避けたいので更新を考えている人には確実な行動をおすすめします。

DAIV A7はこんな人におすすめ

おすすめな人
  • CPU性能が高いモデルが欲しい人
  • DAIVのデザインに惚れた人
  • ゲーミング性能は並みでOKという人
  • 写真家、ゲーマー、動画クリエイター、イラストレーター


公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

DAIV A7シリーズの感想まとめ

DAIV A7シリーズをレビューしてきました。

RAW現像や動画編集といった高負荷な作業にも耐えるパフォーマンスは素晴らしいです。本体もデザインをふくめて良くできていますし、なによりスタイリッシュなのでノイズにならないのが好印象です。とても作業に集中できるデスクトップだと思います。

マウスコンピューターは国内生産ですし、サポート体制や、アフターフォローも手厚いので万が一のトラブルの時にも誠心誠意対応してもらえるだろうという期待感がもてますから安心です。

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