パソコンでゲームをするならデスクトップが人気です。それは性能が良いマシンが比較的安価で手に入るからです。しかし設置場所で悩んだり、どうしてもモバイルしたいのでノートパソコンを選びたいという人も中にはいらっしゃるでしょう。
そしてパソコンでゲームをしたいと言っても性能はピンキリ。「ゲーミングPCはどれを選べば良いかわらかない?」という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は「デスクトップに負けない!ゲーム向けのノートパソコン」をご紹介したいと思います。
ゲーム向けノートパソコンでチェックすべきポイント
ノートパソコンの悩ましいところは、性能と重さをはかりにかけないといけない点です。高性能になれば重くなりますし、軽量すぎて非力なパソコンでは本来の目的を果たせないかもしれません。
しかもゲームによって推奨スペックが違うので、1つのパソコンに絞ることは非常に困難に思えてきます。買おうと思っているパソコンが、やりたいゲームに対応しているかチェックする方法は「ベンチマーク」「推奨スペック」です。→ゲームに必要なスペックの確認方法とおすすめPC
そしてノートパソコンには必ずチェックしてほしいことがあります。
- 重さと性能が釣り合っているか?
- 液晶は長時間プレイでも快適か?
少なくともこの2つはチェックするようにしましょう。この2つをもう少し詳しく解説してみます。
重さと性能が釣り合っているか?
ノートパソコンならなんでも持ち歩けるというのは誤解です。性能がよくなればなるほど重たくなっていくのが普通です。3Kgを超えるようになってくると現実的に持ち歩くのは困難になってくるでしょう。
忘れてはいけないのがACアダプターで、中には2つ付いてくるようなノートパソコンも存在します。ちなみに当ブログでよく紹介しているマウスコンピューターの「DAIV」シリーズのACアダプターは比較的大きいです。
モバイルできるのがノートパソコンのメリットでもありますし、自宅で気分を変えるために場所を変えたいということだってあるはずです。たまに持ち運ぶのか?それとも頻繁に持ち運ぶのか?その辺もよく考えて性能と重さのバランスを見極めましょう。
液晶は長時間プレイでも快適か?
重さに直結するもう1つの要因が液晶のサイズです。ノートパソコンの主流は13型、14型、15型、17型あたりです。中でも15型が最も普及しているサイズになります。液晶が大きくなると迫力のある画面でゲームを楽しむことができますが、当然重たく大きくなります。
17型のノートPCは、はっきり言ってモバイルには向きません。僕が使っているのは主流の15型ですが、それでも大きめのカバンを用意する必要があります。1日持ち歩くと背中が痛くなることもあるので、大きなパソコンを持ち歩いても後悔ばかりつのるだけでしょう。
・13/14型のおすすめノートPC
・15型のおすすめノートPC
・17型のおすすめノートPC
液晶をチェックする3つのポイント
- 解像度
- 光沢・非光沢
- リフレッシュレート
結構語り尽くされている感もあるのですが、液晶つきのノートパソコンだからこそ良いものが搭載されたモデルを選びましょう。
おすすめは反射や写りこみの少ない非光沢(ノングレア)タイプで、長時間の視聴でも目の負担が小さくなります。解像度はフルHD(1920×1080)が一般的です。
画面の解像度は年々よくなって、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)に対応したものもあります。解像度が高いと作業性があがるのでクリエイティブな作業をする人にはおすすめですが、ゲームがメインだとそこまで必要ありません。
せっかくの高解像でも性能が追い付かずに生かせないようでは意味がありませんし、価格も跳ね上がってしまうのでフルHDを選ぶのが一般的です。
リフレッシュレートは1秒間に何回描画してくれるかを表した数値です。普通の液晶は60Hzで1秒に60回描画してくれます。高性能なものは120Hz以上で描画してくれるので画面が滑らかに見えます。FPSやアクション系の動きの激しいゲームがしたいなら120Hzがおすすめです。
CPU・メモリ・グラフィック・ストレージ・パーツの優先順位は?
ゲームを快適に遊びたいならグラボを優先して高性能なものにしましょう。最近のゲームはCPU性能も求められるのも忘れてはいけません。読み書きが高速なSSDなら、パソコン全体のキビキビ感が劇的に変わります。
あえて順位をつけるなら「グラボ」「CPU」「SSD」「メモリ」ということになるでしょうか。
考え方は色々ですが「Core i5」「8GBメモリ」「GPU搭載」「SSD」あたりが最低ラインだと考えてもらって差し支えないと思います。
パーツのことがよくわからない人は以下の記事が参考になります。
グラボはどれを選べばいいの?
CPUやマザーボードに搭載されているグラフィック機能は「オンボード」と呼ばれます。独立したグラボと比較すると性能が低いため、ゲームを快適に遊びたいのであれば避けましょう。
つまりグラフィックボードは必須だと考えてください。ユーザー層によって人気が分散しているのでよく考えてチョイスしたいパーツがグラボです。
エントリー(初心者)層に人気のグラボ→GTX1650シリーズ ミドル(中級者)層に人気グラボ→GTX1660、RTX2060シリーズ ハイエンド(上級者)層に人気のグラボ→RTX2070シリーズ以上 |
【参考:グラボのベンチマーク】
※クリックで、そのグラボが搭載されたおすすめパソコンの紹介ページへと移動します。
GPU | PassMarkスコア |
GeForce RTX3090 | 25611 |
GeForce RTX3080 | 23835 |
GeForce RTX3070 | 21650 |
GeForce RTX3060Ti | 19684 |
GeForce RTX3060 | 16616 |
GeForce RTX2080 SUPER | 19225 |
GeForce RTX2070 SUPER | 18095 |
GeForce RTX2060 SUPER | 16319 |
GeForce GTX1070Ti | 13915 |
GeForce GTX1660Ti | 12803 |
GeForce GTX1660 SUPER | 12705 |
GeForce GTX1660 |
11371 |
GeForce GTX1060 | 10239 |
GeForce GTX1650 SUPER |
9890 |
GeForce GTX1650 |
7895 |
知りたいグラボが表にない場合は「GPUベンチマークまとめ」を参照ください。
各ベンチマークはPassMark社が公開しているスコアを参考にさせていただいております。性能を保証するものではございませんのでご了承ください。
GTX1650シリーズは価格重視の人におすすめ
とにかく少しでも安くゲームが遊べるノートパソコンが欲しいという人にはGTX1650シリーズが搭載されているモデルがおすすめです。画質は多少落としてもゲームが動けばOKという人に向いています。
DAIV 5P
Core i7-10750H×GTX1650Ti×16GBでバランスの良い構成が魅力的!写真や画像の編集も快適で、ディスプレイはNTSC比約72%液晶です(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IV
個人的にイチオシなのがASUSのROG Zephyrus G14です。14型QHD液晶搭載で作業スペースも広く、パフォーマンスも高いです。重量も1.65kgと軽く、PD対応なので充電周りの柔軟さも兼ねそろえています。モバイル製とパフォーマンスをハイレベルに両立したモデルです。
フロンティア LNシリーズ(台数限定)
とにかく安くパソコンを購入したいならフロンティアのセールはチェック必須です。LNシリーズはクリエイト系作業に耐えられるパフォーマンスを備えて価格は11万円台と破格です!競争率が激しいのでチェックはお早めに
ミドルクラスがスタンダード!悩んだらここから選ぼう
これからゲームをやってみたいなという人や、そこそこ安くて性能がよいパソコンが欲しい人におすすめなのがミドルクラスのグラボを搭載したモデルです。国内のオンラインゲームのほとんどで快適な動作をします。性能と価格も釣り合っていて人気があるのも特徴です。
RAW現像や動画編集と言ったクリエイト用途でも使えますし、悩んのであればミドルクラスを選びましょう。
DAIV 5N
15.6型の中では軽量な1.77gでありながら、8コア16スレッドのCore i7-10870Hを採用!RTX3060との組み合わせでパワフルに動作します。モバイル環境で本格的なクリエイティブワークを行う人におすすめです。
ASUS TUF Gaming A15 FA506IU
Ryzen4000番台を搭載しパフォーマンスを高めたゲーミングPCです。GTX1660TiはフルHD環境でのゲームを快適にし、動画編集にも対応できるくらいの性能があります。価格的にも比較的安くコスパを重視する人におすすめのモデルになっています。
ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T
今回紹介する中では、最も高性能なのがドスパラのGALLERIA GR2060RGF-Tです。Ryzen 7 4800Hはデスクトップパソコン並みの処理能力ですし、RTX2060なら高解像データ処理にも立ち向かえるほどです。価格は15万円台ですし処理能力には妥協したくないというユーザーにおすすめのモデルです。
ハイエンドクラスなら重たいゲームも快適!
現実的な価格で高性能が手に入れられるのがRTX2070シリーズです。どのゲームでも性能不足に陥ることはまずないでしょうし、フルHDなら100fpsを超える場合がほとんどです。ゲーミングモニターを接続して遊ぶのも良いでしょう。
画質や性能に少しでもこだわりがあるならRTX2070シリーズ以上を選んでおくことをおすすめします。
G-Tune H5
Core i7-10870H×RTX3070を搭載し、デスクトップパソコンにも負けないパフォーマンスを実現したノートパソコンです。240Hzリフレッシュレートのモニターやメカニカルキーボードを搭載するなど本格的な仕様に加え、駆動時間が10時間を超えるなど実用性も高い。パフォーマンスを最優先に考えるユーザーにおすすめです。
ドスパラ raytrek R7
ドスパラのクリエイターモデル「raytrek R7」です。17.3型2560×1440モニターは、sRGB100%をカバーし忠実かつ迫力のある映像を楽しめます。数々のデータ処理もパワフルにおこなえますし、じっくり腰を据えて作業するのにはおすすめのモデルと言えます。重さも2kgで15.6インチ並のサイズを実現しているのもポイント!
フロンティア XNMシリーズ(台数限定モデル)
ドスパラよりさらに安いのがフロンティアのXNMシリーズ(台数限定)です。高解像モニターや薄型といったトレンドはおさえていませんが、税込16万円台という安さが魅力です!もちろんパフォーマンスは高いので処理能力を優先したい人にもおすすめのモデルです。
パソコン工房 LEVEL-15FR105-i7-TASX-D
今回紹介する中では最もグラフィック性能が高いモデルでRTX3070を採用しているのがポイント!税込21万円台とちょっと予算オーバーですが、4Kを超える領域での処理を考えているならグラフィック性能が高くて損はありません。
まとめ
・ノートパソコンも性能に妥協することなかれ!
・重視するのはグラボ!レベルや用途にあわせて賢い選択を!
当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの1台を見つけてください。
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