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ドスパラ「raytrek ZF」レビュー!4K高解像度編集に対応できるクリエイター向けパソコン

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ドスパラよりraytrek ZFをレビューします。(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

Core i9-10900KとGeForce RTX3070を搭載した、ドスパラのクリエイター向けパソコンです。高解像度に対応できるパフォーマンスで、税別20万円を切るコストパフォーマンスも魅力です。RAW現像、動画編集といったクリエイティブ作業を快適にする即戦力パソコンになっています。

それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像、動画編集にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。


raytrek ZF レビュー

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公式HP:https://www.dospara.co.jp

ドスパラのraytrek ZFは、実用性と価格のバランスに優れたデスクトップPCです。

CPUには信頼のインテルプロセッサーを搭載。10コア20スレッドのCore i9-10900Kの強力な処理能力で効率的に処理を行います。グラフィックには最新のRTX3070が搭載されており、繊細な映像表現を求める方や、高リフレッシュレートを求めるゲーマーにも最適です。

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Core i9×RTX30シリーズですからパフォーマンスで期待を裏切るようなことはないはずです。サイズは207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mmで、ブラックのいかにもパソコンというデザイン。あまり好き嫌いが別れそうな感じではないですね。

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フロント部に電源ボタン、SDカードリーダー、USB端子などを装備。ロゴが控えめに入っています。

raytrek ZFのスペック

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テストモデルの中身をチェクしました。内部のスペースは十分に確保されており、作業性や冷却性にも期待できそうです。あまり内部を見る機会は多くないですが、ケーブル類が黒で統一されているのは気持ちが良いです。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Core i9-10900K
グラフィックス GeForce RTX3070
メモリ 32GB
SSD 1TB NVMe SSD
電源 850W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ 207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mm
重量 約13kg

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i9-10900Kの性能

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搭載されているCPUはCore i9-10900Kです。10コア20スレッドのCPUで、通常は3.7GHzで動作し、負荷がかかった時にはオーバーブーストで最大5.3GHzまでオーバークロックします。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Ryzen 9 3900X 32860 3.8GHz(4.6GHz) 12コア24スレッド 105W
Core i9-10900K 24083 3.7GHz(5.3GHz) 10コア20スレッド 125W
Core i9-9900K 18867 3.6GHz(5.0GHz) 8コア16スレッド 95W
Core i7-10700K 19737 3.8GHz(5.1GHz) 8コア16スレッド 125W
Core i7-10700 17632 2.9GHz(4.8GHz) 8コア16スレッド 65W
Core i7-9700 13709 3.0GHz(4.7GHz) 8コア8スレッド 65W

第10世代Core i9-10900Kは、Core i9-9900Kと比較すると約27%もスコアを伸ばしています。

シングルスレッド、マルチスレッドコア数も増加しているのでスコアが劇的に伸びているのは好印象。その代償としてTDPもUPしているのがネックですが、本機は高品質な電源を搭載しているのでさほど気にする必要はないでしょう。

CPU-Zによるベンチマークスコア

CPU-Zによるスコアは以下の通りです。

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 9 3900X 545.4 8191.3
Ryzen 7 3700X 516.7 5560.9
Core i9-10900K 620.4 7560.2
Core i9-9900K 563.1 5552.8
Core i7-10700 559.4 4841.8
Core i7-9700K 566.0 4326.4

シングルスレッドのスコアが620.4、マルチスレッドが7560.2となりました。

シングルスレッドの数値は非常に高く、割とシングルスレッドの性能が重視されるRAW現像やゲームで期待がもてます。マルチスレッドはRyzen  9 3900にややおされるものの十分に高い数値です。非常に高性能なCPUだと思います。

冒頭にも少し書きましたが、このCPUとRTX30系グラボが搭載されて税別20万円を切るのは安いと思います。

CINEBENCHによるベンチマークスコア

CINEBENCH R15によるスコアは2655でした。

 CPU スコア
Ryzen 9 3900X 3232
Ryzen 7 3700X 2112
Core i9-10900K 2655
Core i9-9900K 2051
Core i7-10700 1548
Core i7-9700K 1493

CINEBENCH R15の結果を見ると、Ryzen勢におされているのが気になりますがベンチ結果で全てが決まるわけではありません。

CINEBENCH R20はシングルスレッド536、マルチスレッド6376です。(6000超えやべえ)CINEBENCH R23はシングルスレッド1392、マルチスレッド14699です。

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ストレージ性能

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Cドライブは1TB NVMe SSDを搭載しており、読込速度は約3300MB/s、書込速度は約3000MB/sという結果になりました。このクラスのSSDが標準搭載なのはすごいです。

また2.5インチSSDベイが3基、ツールレスの2.5/3.5インチシャドウベイを8基搭載しています。この辺はいかにもクリエイターモデルという感じがします。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

raytrek ZFのグラフィック性能・ゲームスコア

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raytrek ZFに搭載されているグラフィックはGeForce RTX3070です。

ほとんどのゲームで最高クラスの設定で遊べますし、高解像度や高リフレッシュレートなどタイトルに合わせて設定すれば楽しめると思います。(ゲーミングモニター欲しい)

CINEBENCHのベンチマーク

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結果は212.90fpsでした。

Core i9-10850KとRTX3090(GALLERIA ZA9C-R39)のスコアは200.90fpsだったので、上位のグラボを上回る形になりました。あくまで参考ですが、結果としては悪くないので素直に受け止められます。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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標準品質(RTX3070) 3840×2160 快適(6705)
1920×1080 とても快適(16314)
標準品質(RTX3080) 3840×2160 快適(7192)
1920×1080 とても快適(15679)
標準品質(RTX3090) 3840×2160 とても快適(9519)
1920×1080 非常に快適(17851)

重たいゲームの代表格であるファイナルファンタジー15のベンチ結果です。

4K解像度の高品質でも快適という結果を得られるため、WQHDや4Kといった高解像度モニターで遊びたい人は良い選択になりそう!ゲーミング目的でもしっかり結果を出せます。

4K解像度でもRTX3080との差は小さい(5%程)ので、タイトルや設定次第ではRTX3070を選択すると言うのは悪くないはずです。

RAW現像にかかる時間は?

150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「2分58秒」でした

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 結果
Ryzen 9 3900X 4分23秒
Core i9-10900K 2分58秒
Core i7-10700K 4分18秒
Core i7-10700 4分47秒
Core i9-9900K 3分19秒
Core i7-9700K 4分56秒

RAW現像の処理速度に関しては最高クラスのパフォーマンスを見せています。写真を主な目的として本モデルを検討するのはありだと感じます。

時間が惜しいプロクリエイターにとっては「短時間で処理が完了する」と言うのは他の価値に変えられないものがあります。個人的にはかなりおすすめですね。

動画の書き出しにかかる時間は?

使用した動画編集ソフトはResolveです。

4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は、約3分00秒でした。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

raytrek ZF Core i9-10900K×RTX3070 3分00秒
G-Tune EP-Z Core i9-10900K×RTX3080 3分02秒
DAIV Z9 Core i9-9900K×RTX2080S 3分48秒

RTX30シリーズのパフォーマンスには期待感がありますが、RTX3070も例に漏れずしっかりと結果を出してくれました。5分の動画を書き出すのに3分ですから、実際よりも速い処理と言うことになります。

Resolveの書き出しではRTX3080搭載モデルとほとんど同タイムとなっていますので、コストを抑えつつパフォーマンスを求める人には最高の選択な気がしてきます。うん。悪くないですよ。

パソコンはうるさい?静音性は?

テストモデルはとても静かで、個人的にはかなりツボでした。

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標準構成でも冷却性に不満は感じませんでしたが、必要に応じてファンを行くつも追加できるようになっています。使用目的に合わせた熱のケアや、ハイエンドパーツへの乗り換えを検討した際に必要になってくるかもしれません。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

ドスパラは納期短縮に力をいれているので早いモデルだと翌日出荷されます。翌日出荷対応モデルかは、公式サイトで確認できるようになっていますので、すぐパソコンが欲しいという人はチェクしてくださいね。

注意

納期は当日お昼前後までに注文確定した場合の目安になります。必ず公式サイトで出荷日を確認してください。

公式サイト:https://www.dospara.co.jp


raytrek ZFのインターフェース

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前面:USB3.0 x2
背面:USB2.0 x2 USB3.2 Gen2 x2 (Type A x2) USB3.2 Gen1 x2 (Type A x2)

クリエイトパソコンにしてはインターフェースが標準的すぎます。せめてどこかにType-Cは欲しかったですね。ちなみに上位モデルにThunderboltを搭載した「raytrek ZF TB3/10G搭載モデル」があります。1万円ほどの差額で購入できるので、個人的にはこちらがおすすめ。

raytrek ZFのデメリット

・サイズが大きい
・インターフェースが普通

raytrek ZFは性能面で不満はなく、税別20万円を切ることからお得感があるモデルだと思います。ただし設置スペースはそれなりに取りますので、余裕をもって購入に踏み切った方が良いでしょう。それと標準構成ではインターフェースが普通なので、高速データ転送が必須のクリエイターは上位モデル(サンダーボルト搭載モデル)を選択しましょう。

raytrek ZFはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • 性能とコスパを重視したい人
  • RAW現像や動画編集でフルに使いたい人
  • 高解像度でゲームを動かしたい人
  • 長く使えるPCを探している人
  • ゲームやクリエイト作業を生業としている人

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raytrek ZFの感想まとめ

ドスパラのraytrek ZFをレビューしてきました。

Core i9-10900K×RTX3070の組み合わせで、ゲームだけでなく動画編集やRAW現像などにも使える実用性の高いモデルだと感じました。RTX3080搭載モデルに迫るスコアを見せておりコストパフォーマンス面も決して悪くありません

ドスパラは国内生産ですし、万が一の時は実店舗なんかで相談もできるので安心感があります。他にも多数のパソコンを販売しているので、チェックしてみても良いかもしれません!

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