Ryzen 5 5600XとCore i7-10700の性能比較！RAW現像や動画編集におすすめなのはどっち？

AMDとIntel CPUの性能差をチェックします。

対象は「Ryzen 5 5600X」と「Core i7-10700」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen 9やRyzen 7などのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Ryzen 5 5600X vs Core i7-10700

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Ryzen 5 5600XとCore i7-10700のスコアを比較してみると約26％も差がありました。

Core i7-10700も決して古いCPUではないのですが、スコアだけなら旧世代のRyzen 5 3600に並ぶのがやっとという印象。コア数やクロック数で実作業においては有利に立ち回る可能性はあるもののAMD強し・・・といった印象はぬぐえません。

ただしこのスコアはあくまでも傾向的なものを測るものです。実際のベンチマークやRAW現像、動画編集などの作業で変化があるのか？その辺をしっかりとチェックしていきましょう。

比較に使ったパソコン

名前	GALLERIA XA7C-R38	GALLERIA XA5R-67XT
画像
CPU	Core i7-10700	Ryzen 5 5600X
GPU	RTX3080	RX6700XT
メモリ	16GB	16GB
SSD	512GB SSD	1TB SSD
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今回の比較は、自作パソコンとドスパラのゲーミングパソコンをお借りして行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

Ryzen 5 5600Xはシングルスレッドで約20％高く、マルチスレッドではほぼ同スコアです。

記事執筆時点での販売価格はRyzen 5 5800Xが単体で約5万円、Core i7-10700が約4万円となっています。約1万円の予算でシングル性能を重視するかがポイントになってきそうです。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでは、Ryzen 5 5600Xがシングルスレッドで約22％高く、マルチスレッドでも約19%高くなりました。

マルチ性能では差がつかなかったCPU-Zとはちがった結果ですね。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像を行ったところRyzen 5 5600XとCore i7-10700で30秒も差が出てしまいました。高いシングル性能が生きてきた結果でしょうか。RAW現像にはインテルという時代は過去のものになりつつあります・・・

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

動画編集においてはマルチ性能が重視されるのですが、グラボの性能も大きく作用する作業です。

Ryzen 5 5600X×RX6700XTの組み合わせは、上位グレードのグラボを搭載するCore i7-10700×RTX3080よりも短時間で処理が終わっています。

総合的に見てもRyzen 5 5600Xがおすすめという結果になるでしょう。

Ryzen 5 5600X vs Core i7-10700 まとめ

・Ryzen 5 5600Xが約20％高性能
・価格だけで選ぶならCore i7-10700
・RAW現像や動画編集にもAMDは強い！
・Ryzen 5 5600Xがおすすめ！

ベンチマークスコアでは約20～25％ほどの差が出た両者。とくにシングル性能では大きな差が開いてしまいましたよね。一部のベンチテストではマルチ性能に差が見られなかったものの、RAW現像や動画編集といった実作業でもしっかりと差が開く結果になりました。

価格だけで選ぶなら安いCore i7-10700という考え方もありますが、BTOの場合はそれほど価格差がないかもしれません。そうなると選ぶべきはRyzen 5 5600Xということになります。正直なところCore i7-10700はちょっとウマミの少ないCPUという印象を受けます。

ちなみにマルチ性能だけを重視するなら、Ryzen 9 3900Xあたりを選ぶのも面白いかもしれません。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

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ドスパラ GALLERIA XA5R-67XT

今回のテストに使ったドスパラのゲーミングパソコンです。Core i7-10700はちょっとインパクトには欠けましたが、予算をグラボに回すというのも手です。RTX3080を搭載しているのでゲーミング環境の構築には抜群でうすね。

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DAIV A7

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当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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