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マウスコンピューター「DAIV 6P-RT」レビュー!軽さと高性能を両立させたクリエイト向けノートPC

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マウスコンピューターより「DAIV 6P-RT」をレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)

OSはWindows11、第12世代Core i7-12700HとGeForce RTX3050Ti搭載の高性能モデルです!16型WQXGAモニターはsRGB100%カバーしており、正確な色再現と作業性を提供。さらに重量は約1.55kgとクラスに見合わない軽量さを実現しているのが素晴らしいです。パフォーマンスさえ納得できれば、クリエイターにとって理想のノートパソコンと言えるでしょう。

各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間なども掲載していますので参考にして下さい。

DAIV 6P-RT 特徴

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公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

マウスコンピューターのDAIV 6P-RTシリーズは、画像・動画・写真・イラストなどのクリエイティブ制作に向けてデザインされたノートパソコンです。

先に発売されている上位モデルのDAIV 6Nの軽量版といった感じで、主な違いは「グラフィック、価格、重量」です。CPUは上位モデル同様のCore i7-12700H、グラフィックはGeForce RTX3060→GeForce RTX3050Tiへと変更。重量級データ処理や最新ゲームはやや厳しさを感じるものの、多くの人にとっては満足できるパフォーマンスとなっています。

普及している15インチクラスでさえ約2kgが一般的なのに、16インチクラスで約1.55kgというのはちょっとした事件です。多くの作業を1台でこなせるハイクオリティな製品だと感じました。

これからDAIVのノートパソコン買うのであれば、DAIV 6P-RTは検討に値するモデルになるでしょう。

DAIV 6P-RT スペック・パーツ構成

テストで使ったモデルの詳細はこちらです。

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU Core i7-12700H
グラフィックス GeForce RTX 3050Ti
メモリ 16GB
SSD 512GB NVMe SSD
駆動時間 約11.5時間
液晶 16型WQXGAノングレア(sRGB100%)
サイズ 353.7×245.3×18.5mm
重量 約1.55kg

他にもGeForce RTX3070Ti採用の「DAIV 6H」、GeForce RTX3060採用の「DAIV 6N」、CPU内臓グラフィックスの「DAIV 6P」がラインナップされています。ボディは共通ですがグラフィック性能が低くなるほど軽くなります。

DAIV Z6をレビュー!高性能と軽さを両立した完成度の高いクリエイター向けノートパソコン

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i7-12700Hの性能

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搭載されているCPUはCore i7-12700Hです。14コアのCPUで、通常は2.3GHzで動作し、負荷がかかった時はオーバーブーストで最大4.7GHzまでオーバークロックします。(パフォーマンスコア)

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-12700H 27446 2.3GHz(4.7GHz) 14コア20スレッド 45W
Core i7-11800H 21794 2.3GHz(4.6GHz) 8コア16スレッド 45W
Core i7-10875H 15812 2.3GHz(5.1GHz) 8コア16スレッド 45W
Core i7-10750H 12688 2.6GHz(5.0GHz) 6コア12スレッド 45W
Ryzen 7 5800H 21724 3.2GHz(4.4GHz) 8コア16スレッド 45w
Ryzen 5 5600H 17171 3.3GHz(4.2GHz) 6コア12スレッド 45w

最近はCPU性能アップが顕著になってきていますが、第12世代は大きくジャンプアップした印象。スコアは27000ほどになっており、スコアだけならデスクトップパソコンと肩を並べるほどになっています。

デスクトップ用CPUのCore i5-12600Kに近いスコアですね。

デスクトップとノートPCCPUの性能の違いとは?

CPU-Zによるベンチマークスコア

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i7-12700H 741.2 6662.5
Core i7-11800H 618.1 5186.6
Core i7-10870H 542.4 4900.0
Core i7-10875H 533.1 4988.9
Core i7-10750H
503.1 3169.5

シングルスレッドのスコアが741.2と非常に高いスコア、マルチスレッドは6662.5でこれまた高いスコアになりました。従来世代のCore i7-11800Hと比較すると約20%ほど強化されている計算になります。

シングルスレッドが高いスコアになっており、多くの作業で快適性をもたらしてくれるでしょう。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

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 CPU シングル マルチ
Core i7-12700H 693 5599
Core i7-11800H 582 3714
Core i7-10870H 490 3869
Core i7-10875H 492 3418
Core i7-10750H
465 3089
Core i7-11700 592 3788

CINEBENCH R20でもシングル性能は高いスコアをマーク。Core i7-11800Hに比べてシングル性能は約20%、マルチ性能は約55%もアップしています。

これくらい性能が伸びてくれているとタイミング的にも安心して買い替えを勧められます。

ストレージ性能

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512GB NVMe SSDの転送速度は、Readで2400MB/s程度です。標準的な速度ではありますが、グレードの高い製品であること、競合他社が標準的にGen4 SSDを搭載しつつありますからもう少しこだわってほしかったというのが本音です。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

GeForce RTX3050Tiのグラフィック性能・ゲームスコア

DAIV 6P-RTに搭載されているグラフィックはGeForce RTX3050Tiです。ミドルクラスよりの性能でフルHDクラスの処理を快適に行えます。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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モデル 設定 結果
DAIV 6P-RT(RTX3050Ti) 3840×2160(標準品質) やや重い(2725)
1920×1080(標準品質) 快適(7372)
DAIV 6N(RTX3060) 3840×2160(標準品質) 普通(3708)
1920×1080(標準品質) とても快適(9625)
DAIV 5N(RTX3060) 3840×2160(標準品質) 普通(4427)
1920×1080(標準品質) とても快適(10573)
DAIV 5N(RTX2060) 3840×2160(標準品質) 普通(3299)
1920×1080(標準品質) 快適(9044)

重量級ゲームの代表格であるファイナルファンタジー15のベンチ結果です。4K解像度の標準画質ではやや重い、フルHDは快適という結果になりました。

これくらいの性能があれば多くのゲームを動かせるでしょうし、人気のバトロワ系も問題ありません。リッチなゲーミング体験にこだわるなら上位モデルをおすすめしますが、コスパよくゲームを楽しみたいのであればGeForce RTX3050Tiでも十分です。

RAW現像にかかる時間は?

無料ソフトの「RawTherapee」で現像処理時間をテストを行いました。参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Core i7-12700H 3分43秒
Core i7-11800H 4分23秒
Core i7-10870H 4分54秒
Core i7-10875H 4分58秒
Core i7-11700 4分16秒

約150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「3分43秒」でした。第11世代Core i7-11700を搭載したデスクトップパソコンと比較しても速いです。

第12世代インテルCPUは、ノートパソコンらしからぬ強力なパフォーマンスを備えていますね。モバイル面でも強みがあるので多くの人におすすめできるモデルとなりそうです。もちろんRAW現像目的で購入するのもおすすめします。

動画の書き出しにかかる時間は?

動画編集ソフトResolveを使って4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は約4分16秒でした。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

モデル 構成 処理時間
DAIV 6P-RT Core i7-12700H×RTX3050Ti 4分16秒
DAIV 6N Core i7-12700H×RTX3060 4分02秒
DAIV 5N Core i7-11800H×RTX3060 4分48秒
DAIV 5P(新) Core i7-11800H×RTX3050 4分15秒
DAIV 5N Core i7-10870H×RTX3060 4分36秒

動画編集もしっかり行えるパフォーマンスで、編集作業中や書き出し中にストレスを感じるようなシーンはありませんでした。4K編集などは軽めの作業にとどめておくほうが無難でしょうが、これからYouTubeを始めようと考えている人や動画を勉強してみたいという人には良さそうなモデルでもありますね。

パソコンはうるさい?静音性は?

DAIV 6P-RTは、高性能かつ薄型ですので静穏性はいまいちと言わざるを得ません。とくに高負荷作業時はファンの音が大きいのでカフェなどでの作業はためらわれると感じました。ちなみに低負荷時ならそれほど気になりません。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日はだいたい「注文が確定してから45日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

DAIV 6P-RT 開封

性能面の話が続きましたが、ここからは外観やデザインなどを含めて使ってみた感想に移りたいと思います。(※DAIV 6Nと共通のシャーシを採用しているため同様の内容です)

DAIV 6P-RTシリーズの外観写真・デザイン

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DAIV 6P-RTの筐体はシルバーがベースとなっており、スタイリッシュさと軽やかさを演出。黒とちがって指紋も目立たないのが地味に助かります。

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この薄さは各種ベンチマークテストで高いパフォーマンスを見せたモデルとは思えないほど。

DAIV 6P-RT 付属品・バッテリー駆動時間

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付属品はシンプルで「電源ケーブル」「ACアダプタ」と「納品書」「説明書」などです。バッテリー駆動時間は約11.5時間で、高度な処理を行わないのであれば1日フルに使えるでしょう。

ただしバッテリー駆動だとパフォーマンスを発揮しきれないので、ACアダプターは一緒に持ち出したほうが良いです。コンパクトで持ち歩きやすくモバイル時の精神的負担も小さいです。(このクラスの標準的なアダプターと比べると半分程度)

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追加料金770円でショートコードも追加できます。荷物を少しでもコンパクトにしたいなら選んでおくと良いでしょう。

ベゼルレス仕様で作業に集中できる

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DAIV 6P-RTはsRGB比で100%をカバーし、Web向けの編集作業には十分な色域をもっています。発色も良く、映画やゲームなども楽しめるモニターだと思います。解像度が2,560×1,600なのでたくさんの情報を並べることができますし作業効率が抜群によくなるのもポイントです。

Deleteが遠いキーボード

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キーボードは約19mmのキーピッチで、フルサイズキーボードと同等クラスになっています。テンキーも装備されていますので事務系ソフトを頻繁に使う人でも安心ですね。タッチパッドは約154×100mmと大型ですが、感度がイマイチな印象を受けました。

個人的に気になったのがDeleteボタンの位置で、右上奥に追いやられています。慣れればというか、意識して使えば問題ないのですがあまり見かけない配置です。

DAIV 6P-RTシリーズのインターフェース

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・UHS-Ⅰ対応SDカードリーダー
・HDMI×1
・Thunderbolt 4(USB PD対応)
・USB3.1 Type-C
・USB3.0×2(Type-A)
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5
・ヘッドフォン出力、マイク入力、等

SDカードリーダーが搭載されているのは有難いですし、Type-C端子がThunderbolt 4になっているのもポイントです。

DAIV 6P-RTのデメリット

・高負荷時のファン音が大きい!
・価格が高め(約24万円

・Deleteボタンの位置

高いパフォーマンスと軽さが武器のDAIV 6P-RTですが弱点もそれなりにあるなと感じました。高負荷時のファン音に関しては、ある程度仕方がないものの、Deleteボタンの位置はなんとかしてほしかった気がします。トラックパッドの反応もイマイチだったりするので価格を考えるとややチープな印象を受けてしまいました。

また価格面を考えると、raytrek R6-AAが似たスペックで229,980円となっています。DAIV 6P-RTは軽さにもこだわっている分、高くなってしまうのは仕方がありませんが比較検討はしても良いでしょう。

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DAIV 6P-RTはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • モバイル作業が多いクリエイター(軽さ重視)
  • 写真、動画、ゲームなど1台でなんでもやりたい人
  • 家でも外でもストレスなく編集作業を楽しみたい人
  • モニター品質にこだわったノートPCが欲しい人
  • デスクトップ並の処理能力が必要なユーザー

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DAIV 6P-RT 感想まとめ

DAIV 6P-RTをレビューしてきました。

デスクトップに負けない処理能力、16インチ大画面モニター、しかも軽さまで兼ねそろえてしまった完成度の高い1台です。上位モデルよりも描画性能は低めですが、その分軽く仕上がっていますのでモバイル環境での作業が多いクリエイターに選んでほしいモデルですね。

マウスコンピューターは国内生産ですし、サポート体制や、アフターフォローも手厚いので万が一のトラブルの時にも誠心誠意対応してもらえるだろうという期待感がもてますから安心です。

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