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raytrek ZSレビュー!高いCPU処理能力を誇るクリエイターのためのデスクトップパソコン

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ドスパラで販売されている「raytrek ZS」をレビューします。(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

第12世代Core i9-12900×GeForece RTX3050を搭載!高解像度画像処理にも強さを見せるクリエイトPCをレビューします。クリエイターが作業に没頭できるパフォーマンスと静音性を備え、拡張性、メンテナンス性にも優れたデスクトップパソコンです。高性能ゆえに処理の短縮化が可能ですので、毎日作業に追われるクリエイターさんにこそ使ってほしいモデルになっています。

それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像、動画編集にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。



raytrek(レイトレック) ZSの性能

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公式HP:https://www.dospara.co.jp

raytrek(レイトレック) ZSは、ドスパラを運営するサードウェーブが販売を手掛けるクリエイター向けのデスクトップパソコンです。22万円台という価格は、Core i9搭載モデルとしては比較的安い部類に入ると思います。

CPUには最新のCore i9-12900を採用しているので、RAW現像や動画編集にも強さを発揮します。(本気で感動するレベル)

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ミドルタワーの筐体を採用し、前面には控えめにブランドロゴが入ります。「The パソコン」と言ったデザインで、おしゃれさこそありませんが実用性の高さを物語っています。

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フロント部分は電源ボタンやUSBが設置されており、各種デバイス接続が簡単に行えます。SDカードスロットが標準搭載なのも有難いです。USBの数は2個と控えめですので、フロント側でデバイスをたくさん接続する人には足りないかもしれません。

raytrek ZS スペック/パーツ構成

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テストで使ったモデルの内部です。CPUクーラーは標準で静音化と冷却能力アップが期待できる「静音パックまんぞくコース」が採用されているのもポイントです。高性能なCPUをしっかり冷却してくれます。

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU Core i9-12900
グラフィックス GeForce RTX3050
メモリ 16GB→32GB
SSD 500GB SSD→1TB Gen4 SSD
電源 550W →750W
サイズ 207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mm
重量 約13kg
公式サイトで詳細を確認する

CPUが高性能ですので、それに合わせて各種カスタマイズを行っています。電源やストレージは後から交換するのが大変ですので注文時にカスタマイズすることをおすすめします。

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i9-12900の性能

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搭載されているCPUは、第12世代のCore i9-12900です。16コア24スレッドのCPUで、

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i9-12900 38502 2.4GHz(5.1GHz) 16コア24スレッド 65W
Core i7-12700 31673 2.1GHz(4.9GHz) 12コア20スレッド 65W
Core i5-12400
19333 2.5GHz(4.4GHz) 6コア12スレッド 65W
Core i9-11900K 25579 3.5GHz(5.2GHz) 8コア16スレッド 125W
Ryzen 9 5900X
39462 3.7GHz(4.8GHz) 12コア24スレッド 105W
Ryzen 7 5800X 28493 3.8GHz(4.7GHz) 8コア16スレッド 105W
Ryzen 5 5600X 22161 3.7GHz(4.6GHz) 6コア12スレッド 65W

PASSMARKの公開データによると「Core i9-12900は38502」です。Core i7-12700と比較すると約20%ほど高いスコアです。

スコアだけで見るとRyzen 9 5900Xに僅差で敗れています。Core i9の方がコア数が多いので効率的に処理が行え、TDPも低いため消費電力や発熱面でも有利でしょう。

CPU-Z ベンチマークスコア

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i9-12900 813.8 9885.0
Core i7-12700 782.5 9021.6
Core i7-11700 659.1 6127.0
Core i9-11900K 713.5 6546.1
Ryzen 7 5800X 669.4 6739.4
Ryzen 5 5600X 645.4 4873.0

シングルスレッドのスコアが813.8、マルチスレッドが9885.0となりました。シングル性能もマルチスレッドも非常に高いスコアです。

ここ最近のPCレビューを通して、Core i7-12700の優秀さは際立っていました。第12世代に対する印象も全体的に良かったですが、Core i9はさらに期待感のあるスコアです。正直一般ユーザーには持て余す処理能力かもしれません(笑)

CINEBENCH R20 スコア

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CPU シングル マルチ
Core i9-12900
746 6873
Core i7-12700 733 6215
Core i7-11700 592 3788
Core i7-10700 492 3564
Core i9-11900K 645 5880
Ryzen 7 5800X 621 5993
Ryzen 5 5600X 599 4233
Ryzen 7 3700X 504 4822

CINEBENCH R20のスコアはシングルで746、マルチで6873となりました。

第12世代Core i7-12700と比較するとシングル約2%、マルチで約10%ほど高いスコアです。思ったほど伸びていない印象ではありますが、処理能力に少しでもこだわりたいクリエイターには武器になると思います。ただ、コスパを重視するならCore i7-12700でも良さそうな気はします。

ストレージ性能

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ストレージは標準構成だと500GB NVMe SSD搭載しており、読込速度は最大で3500MB/s前後だと思われます。クリエイターにしてみると容量と速度の点ではこだわりたいでしょう。

カスタマイズで1TB Gen4 NVMe SSDを選択すれば、5000MB/sに達する転送速度を実現。さらに読込速度7000MB/sを狙えるパーツも用意されていますので、転送速度にこだわるならカスタマイズをおすすめします。

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2.5インチベイが3個、3.5インチベイが8個ほど用意されています。これだけあれば拡張性で困ることはそうないでしょう。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

raytrek ZS(RTX3050)のグラフィック性能・ゲームスコア

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raytrek ZSに搭載されているグラフィックはGeForce RTX3050です。重量級タイトルは難しいかもしれませんが、ほとんどのゲームをフルHDで問題なくプレイできるレベルです。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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モデル 設定 結果
raytrek ZS
(RTX3050)
3840×2160(標準品質) 普通(3159)
1920×1080(標準品質) とても快適(8772)
raytrek XV
(RTX3060)
3840×2160(標準品質) 普通(4265)
1920×1080(標準品質) とても快適(11713)
GALLERIA XA7C-R36T
(RTX3060Ti)
3840×2160(標準品質) やや快適(5641)
1920×1080(標準品質) 非常に快適(14819)
raytrek ZF
(RTX3070)
3840×2160(標準品質) 快適(6705)
1920×1080(標準品質) とても快適(16314)

重量級タイトルのFF15ですが、4K解像度で普通(スコア3159)という結果になりました。

RTX3060と比較するとかなり性能差があるので、設定(画質、解像度、フレームレートなど)にこだわるならRTX3060以上をおすすめします。

RTX3050でもフルHDゲーミングでそこまで不満は感じないでしょうし、息抜きで少しプレイするようなライトゲーマーには十分な性能です。ただしRTX3050は登場したばかりで価格が落ちていません。少し落ち着きを見せてきたGeForce RTX3060搭載モデルを選択するのも手だと思います。

例えばraytrek ZVのようなモデルを選択すると、より多用途に使えます。価格差も2万円ほどですので費用対効果が高いと思います。(標準で650W 静音電源なのも良い)

RAW現像にかかる時間は?

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。このソフトはかなり重たいのですが、画像の読み込みも速く、編集を当ててストレスなく反映されるので快適に感じました。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Core i9-12900 3分12秒
Core i7-12700 2分37秒
Core i7-11700 4分16秒
Core i9-11900K 3分56秒
Ryzen 7 5800X 3分46秒
Ryzen 5 5600X 3分55秒

約150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「3分12秒」でした。なぜかCore i7-12700を搭載したraytrek XVに負けてしまっているのが気になります・・・

とは言え、処理自体は問題なく行えますし、編集を当ててもすぐに反映されるのが気持ち良いです。時間を計らなければわからないレベルの差ですし、次々と作業を進めてたくなる快適性はもっているので安心してください。

動画の書き出しにかかる時間は?

動画編集ソフトResolveを使って5分程度の4K動画を書き出してみました。書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Core i9-12900×RTX3050 2分54秒
Core i7-12700×RTX3060 3分14秒
Core i7-12700×RTX3060Ti 3分03秒
Core i7-11700×RTX3060 4分40秒
Core i9-11900K×RTX3070Ti 3分24秒
Core i7-10700K×RTX2070S 3分34秒
Ryzen 7 5800X×RX6700XT
3分02秒
Ryzen 5 5600X×RX6700XT 4分04秒

Core i9-12900×RTX3050の組み合わせですので、ライトな4K動画編集くらいはこなせるレベルです。処理時間だけならRTX3060や3070Tiを搭載したモデルを上回っており、CPUで殴っていくスタイルがカッコいいです(笑)

パソコンはうるさい?静音性は?

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raytrek ZSは、標準でも十分なケースファンが搭載されていますので冷却性は高いと感じました。フロントに14cm FANが2個、リアに12cm Fan、トップに14cm FANが装備されているので排熱も良好です。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

ドスパラは納期短縮に力をいれているので、早いモデルだと翌日出荷されます。本機も翌日出荷対応モデルになっていますので、すぐパソコンが欲しいという人にも嬉しいですね。

外資系PCメーカーだと数か月待たされることもあり得ます。パソコンパーツが枯渇気味の中、このスピード感が維持できるのは本当にすごいと思います。

注意

納期は当日お昼前後までに注文確定した場合の目安になります。必ず公式サイトで出荷日を確認してください。

公式サイト:https://www.dospara.co.jp


raytrek ZS インターフェース

前面:USB 3.0 x2
背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 GEN1 ×3 、USB 3.2 GEN2 Type-A ×2 、USB 3.2 GEN2 Type-C ×1

raytrek ZS デメリット

・作業によってはCore i9を活かしきれないかも
・カスタマイズを前提とした標準構成

raytrek ZSは、クリエイト向けパソコンとして高い処理能力を有していることがわかりました。価格は20万円超えとお高いですが、その圧倒的な処理能力で数年は快適性を約束されているようなものです。

ただしCore i9だけが突出しており、全体的な完成度を上げるならカスタマイズをしたほうが良いでしょう。特に電源が550Wだと後々上位のグラボに交換しにくいです。またゴリゴリ作業をすすめるためにもメモリは32GBにすることをおすすめします。

raytrek ZSはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • 予算が20万円前後の人
  • RAW現像や静止画中心に使いたい人
  • ゲームを少し遊びたい人
  • 長く使えるPCを探している人
  • 急ぎでパソコンが必要になった人

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公式HP:https://www.dospara.co.jp

raytrek ZSの感想まとめ

raytrek ZSをレビューしてきました。

Core i9-12900の処理能力を軸に、クリエイト作業に強さを見せてくれたのは良かったです。時間はかけがえのないものですから、raytrek ZSを採用するメリットはあるはずです。作業によってはCore i9を活かしきれないことも考えられるので、Core i7-12700も併せて検討すると良いかもしれません。余った予算でグラボやメモリを追加する方がコスパが高まります。本機はコスパよりも性能面重視の人向けだと思いました。

ドスパラで販売されているパソコンは国内生産ですし、万が一の時は実店舗なんかで相談もできるので安心感があります。他にも多数のパソコンを販売しているので、チェックしてみても良いかもしれません!

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