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DAIV 4Pレビュー!1Kg切りの軽さでRAW現像や動画編集が楽しめるモバイルノートパソコン

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マウスコンピューター様よりクリエイター向けのDAIV 4Pシリーズをお借りしましたのでレビューします。

1kgを切る驚きの軽さながら、RAW現像をはじめとするクリエイト作業が快適に行なえるパフォーマンスをもち。14型WUXGA(1,920×1,200)解像度、sRGB比約100%に対応するなど、出先でしっかり作業が行える仕様も嬉しい。パソコンを持ち出す機会の多いユーザーには魅力的な製品です。

ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像、動画編集にかかった時間なども掲載していますので参考にして下さい。

DAIV 4Pシリーズの性能

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公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

マウスコンピューターのDAIV 4Pシリーズは、DAIV史上最も軽量なパソコンです。なんと言っても1kgを切る軽さが特徴!マグネシウム合金採用で、軽量性と堅牢性を両立させています。CPUはCore i7-1260Pを採用しパフォーマンス面も強力ですので外出時でもしっかりと作業ができるパソコンになっています。

高性能コアと高効率コアの2種類が搭載されたハイブリットアーキテクチャーが採用されている、インテル第12世代CPUへと刷新されました。またCPU内蔵型のグラフィックとしては強力なインテル Iris Xe グラフィックスにより、高い描画性能と機械学習処理やエンコード作業を行うことが可能。

個人的には内蔵グラフィックは信用していないタイプなのですが、第11世代からはかなり強力になっているのでベンチ結果が楽しみです。

DAIV 4Pの基本構成(スペック)

モデル スペック 価格
DAIV 4P(2022) Core i7-1260P / 16GB / Iris Xe / 512GB SSD 199,800
DAIV 4P(2021) Core i7-1165G7 / 16GB / Iris Xe / 512GB SSD 153,780
DAIV 4P-E(2021) Core i7-1165G7 / 16GB / Iris Xe / 256GB SSD 142,780
DAIV 4P-H(2021) Core i7-1165G7 / 32GB / Iris Xe / 1TB SSD 175,780
詳細 >公式サイトをチェックする

※構成は記事執筆時の内容で、変更になる可能性があります。

DAIV 4Pには、スタンダードモデルとプレミアムモデルが用意されています。大きなちがいはメモリとストレージ容量なので、カスタマイズで増設するつもりの方は最初からDAIV 4Pプレミアムモデルを選択すると費用が抑えられます。

CPUが刷新されたこと、為替の影響を受けてか従来モデルと比較すると数万円高くなってしまったのは残念。ちなみに価格は発売当初の価格で常に変動しています。記事執筆時点ですと、旧モデルも17万9800円からとなっていますので参考程度にとらえてください。

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i7-1260Pの性能

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DAIV 4Pに搭載されているCPUは第12世代のCore i7-1260Pです。12コアで非常に処理能力が高いのが第12世代の特徴。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-1260P 17203 2.1GHz(4.7GHz) 12コア16スレッド 28W
Core i7-1165G7 10605 2.8GHz(4.7GHz) 4コア8スレッド 15W
Core i7-10510U 6960 1.8GHz(4.9GHz) 4コア8スレッド 15W
Core i7-10750H 12575 2.6GHz(5.0GHz) 6コア12スレッド 45W

スコアは17000を超えており本格的な性能をもったCPUだなという印象を受けます。RAW現像や動画編集をはじめとするクリエイト作業にも十分耐えられそうな予感がします。バッテリーのもち×パフォーマンスのバランスが良ければ、モバイル時の作業も捗ります。

従来の軽量モバイルノートに採用されていたCore i7-1165G7と比較しても約1.7倍高いスコアです。以前は省電力タイプって処理能力が物足りませんでしたが、スタンダードタイプのCore i7-10750Hと比較してもスコアが高いです。

CPU-Zによるベンチマークスコア

CPU-Zによるスコアは以下の通りです。

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i7-1260P 641.8 4709.8
Core i7-1165G7 613.7 2788.8
Core i7-10510U 402.8 1411.0
Core i7-10750H 503.1 3169.5

シングルスレッドのスコアが641.8、マルチスレッドが4709.8となりました。

非常に高いシングルスレッドスコアが特徴で、マルチスレッドも十分に高いです。Core i7-1165G7と比較すると、シングルが約5%、マルチが約69%も高いスコアです。

RAW現像などの作業や、シングルスコアが有利に働くゲームなどでは期待がもてるでしょう。マルチスレッドなどが効く動画編集などをよく行う人にとっても従来モデルより魅力的になったと思います。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

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CINEBENCH R20スコアは、シングル615で、マルチ3407でした。なかなかどうして、しっかりとしたパフォーマンスが出ている印象です。

 CPU シングル マルチ
Core i7-1260P 615 3407
Core i7-1165G7 569 2315
Core i7-10510U 474 1534
Core i7-10750H 471 2566

シングル・マルチスコアともに高い傾向にあり、Core i7-10750Hと勝負してもあっさりと勝利しています。軽量モデルだからといってパフォーマンス面での心配は無用でしょう。

ストレージ性能

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ストレージは512GB NVMe SSDです。Readで2400MB/sを超える速度を見せてくれました。パソコンの起動はもちろん、アプリの立ち上げやインストールも高速です。キビキビとした動作は使っていて本当に気持ちよかったですね。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

インテル Iris Xe グラフィック性能・ゲームスコア

DAIV 4PにはCPU内蔵型のインテル Iris Xe グラフィックスが搭載されています。CPU内臓としてはかなり強力という噂を耳にしますが実力やいかに?

参考までに、PassMark社の公開しているスコアをどうぞ。

GPU スコア
Intel Iris Xe
2884
GeForce MX250 2563
GeForce MX150 2356
GeForce GTX1650 6969

なんとGeForce MX150、MX250あたりよりも高いスコアとなっています。GeForce GTX1650のような本格的なグラフィック性能はもたないものの、補助的な使い方なら十分耐えそうな気がします。CPU内蔵グラフィックもここまできたんですね。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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GPU 設定 スコア
DAIV 4P(Iris Xe) 1280×720(軽量品質) 4018(普通)
Intel Iris Xe 1280×720(軽量品質) 普通(3508)
MX250 1280×720(軽量品質) 普通(3891)
GTX1650 1920×1080(標準品質) やや快適(5128)

重量級タイトルで有名なFF15でも、設定をかなり下げれば遊べます。ゲーマーにとって満足いく結果ではないでしょうがGeForce MX250に迫るスコアだと思うと悪くありません。

軽めのゲームなら遊べるでしょうし、FF15のような重めのゲームでも動くのであれば、多くのゲームを動作させることはできるでしょう。モバイル先で商品の取引をしたり、チャットやDMの確認などの用途で使えたら助かる人も多いのでは?とは言え、ゲーム目的ならGeForce GTX1650のようなグラボが搭載されているモデルを選ぶほうが良いでしょうね。

DAIV 4N(2021)をレビュー!軽量モバイルノートは外出時のRAW現像やクリエイト作業におすすめ

RAW現像にかかる時間は?

150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「4分27秒」でした。快適と言うにはちょっと遠い気がします。

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。このソフトはかなり重たいのですが、画像の表示も速く、編集を当てても一瞬なので快適でした。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 処理時間
Core i7-1260P 4分27秒
Core i7-1165G7 5分17秒
Core i7-10510U 8分45秒
Core i7-10750H 5分10秒

RAW現像の書き出し時間は非常に速く、モバイルノートの域を超えていると言っても過言ではないでしょう。Core i7-10510Uでは待たされる印象もありましたが、Core i7-1260Pではそのような印象は受けません。むしろパワフルさを感じるほどです。

1Kgを切るモデルでこのパフォーマンスはちょっと驚きです・・・重たいカメラやレンズを背負ってパソコンまで持つとなると肉体的な負荷も相当でしたが、DAIV 4Pなら負担を小さくしてくれるはずです。持ち運び用に欲しくなってきますね(笑)

動画の書き出しにかかる時間は?

使用した動画編集ソフトはResolveです。

4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は、約7分43秒でした。データ容量は3.67GBです。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

4K動画を扱うのはさすがに厳しいという印象ですが、フルHDならいけるかなという印象。同じテストも従来(Core i7-1165G7)モデルだと書き出し時間は12分を超えていました。一度フルHDに変換したり、プロキシ編集といったひと手間を加える必要がありそうではありますが、人によっては十分使えると感じる人もいそうな気はします。

フルHD動画編集の簡単なカット割りとか、テキスト、短めの動画を作る程度なら問題ありません。しかし長時間の動画や効果を多様するようなら避けたほうが良いでしょう。餅は餅屋という言葉があるように、動画編集なら強力なグラボが載っているパソコンを選ぶほうが幸せになれるはずです。

>>DAIV 5Pレビュー(RTX3050搭載でFHD動画編集におすすめ)
>>DAIV 5Nレビュー(RTX3060搭載で4K動画編集に対応)

パソコンはうるさい?静音性は?

DAIV 4Pは通常利用ならほぼ無音で使うことができます。膝に乗せていても熱くなりにくく、思いついた時にすぐ使えるのはメリットです。負荷のかかる作業ではさすがにファンが回りますが「サー」という音で不快感はありませんでした。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日はだいたい「注文が確定してから45日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

DAIV 4Pを開封!外観チェック

外観は従来モデルと共通となっています。

軽さは正義!指先でつまんで持てるレベル

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DAIV 4Pはマグネシウム合金を採用した剛性のあるボディです。サイズは308.8×213×16.4mm、シルバーカラーで明るい印象に仕上がっているのも良いですね。女性でも使いやすいと思います。

重量はわずか997gで、従来モデルの985gからわずかにアップしています。とは言え1kg切りは驚異的です・・RAW現像などのクリエイト作業をきっちりこなせるパフォーマンスがあるのに、指先でつまんで持てるレベルなのは凄いです。

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横から見ても薄いです。クリエイトモデルにはありがたいSDカードスロットもあります。

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裏面には排熱用やスピーカーの穴が見受けられます。直線を活かしたデザインでスタイリッシュな感じがします。

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バッテリー駆動時間は約10時間とのこと。過去モデルは12時間だったのでパフォーマンスアップの副産物的な影響でしょうか。ACアダプターとケーブルもコンパクトで、重量は約240g、本体と合わせても約1.2kgにしかありません。

WUXGA×sRGB比100%のモニターを搭載

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14.0型WUXGA(1,920×1,200)モニター搭載で、アスペクト比 16:10です。ちょっと縦に長いので、ワードやエクセルなどのビジネスソフトで情報をより多く表示したり、フルHDを確保したままフォルダ類を下に並べて作業できるので効率性が地味に良いです。

またsRGB比 100%の広色域パネルを採用しているため、出先での正確な編集作業も行えます。出先でのちょっとした現像作業や確認用としては十分ではないでしょうか。スクロールする回数を減らせるのもメリット。

DAIV 4Pのインターフェース

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・HDMI
・SDカードリーダー(UHS-Ⅰ)
・Thunderbolt 4(右側面)
・USB3.1
  Type-C(左側面)
・USB3.0×2
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5
・ヘッドホン出力、ヘッドセット等

インターフェースも充実しており、モバイルPCにありがちなインターフェース不足を感じさせません。Thunderbolt 4はディスプレイ出力と共用で、Type-CはPD対応となっています。USB3.0も常時給電対応となかなか使い勝手が良いです。個人的にはSDカードリーダーが搭載されているのがポイントが高いです。

DAIV 4Pのキーボード

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キーボードは自然な配列で、それぞれのキーが小さいながらもタイピングのしやすさという点では悪くありませんでした。打鍵感を楽しむようなタイプではありませんが実用的だと思います。

DAIV 4Pのデメリット

・液晶品質がもう一歩
・描画性能は普通

軽量モバイルPCとしては十分に高い性能をもつDAIV 4Pですが、CPU内蔵グラフィックはそこまで強力なものではありませんでした。たしかにMX250に近い性能を発揮してはいるのですが、もう少し性能が高いと動画編集やゲーム用途でも使えるのにな・・という印象。

この用途を満たそうとするなら「DAIV 4N」「DAIV 5P」あたりも視野に入れると良いでしょう。1.5kg前後の製品なので、少し重たくなってしまいますが「色々できる」という点を考えると使い勝手は悪くないはずです。

また液晶がsRGB100%とのことですがクリエイターモデルとしてはもう一歩ほしいかなという印象。たしかにキレイではあるのですが、一般的なモニターとそう変わらない印象です。

DAIV 4Pはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • 軽さとパフォーマンスを両立したい人
  • 性能よりもフットワークを重視したい方
  • RAW現像やイラストなど静止画中心の人
  • モバイル用のサブパソコンが欲しい方

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DAIV 4Pの感想まとめ

DAIV 4Pは、軽量なモバイルPCとしては処理能力が十分に高く、もたつく印象を一切感じさせませんでした。軽めのゲームや動画編集なら十分こなせるだけのパフォーマンスはありますし、マグネシウム合金製のボディは軽量モデルにありがちなチープさもありません。

1Kg以下類似スペックで20万円なら競争力はあると思いますが、従来モデルが15万円台あたりから購入できたと考えるとコスパは悪くなってしまった印象。ただ思った以上にパワフルに使えたので個人的にも1台欲しくなりましたね。見た目も良いですしね。

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